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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
1761/2703

1761 前に進む為のXの問い編 134

「スオウ!」


 孤児院に来た僕に『アーシア』が気づいた。そして走ってきて、そのまま抱きついてくる。そんな様子を見て子供達が「ラブラブだぁー!」とか茶化してくる。なんか一人とてつもなくショックそうな顔をしてる奴がいるけど……もしかしてアーシアに惚れてたか? でもアレは大丈夫だな。だってあの男の子。メッチャ惚れっぽいからね。


 シルクちゃんにも恋してるし、セツリにも恋してるし、手伝ってくれてるNPCのお姉さんにも恋しちゃうような恋多き少年だ。多分新しく来た女性には殆ど恋してると思われる。だからまあ大丈夫だろう。気にしないでおこう。でもあのこ、オウラさんには恋しないのは分かるけどメカブにも一回も反応してない気がする。

 哀れメカブ……子供にもあれは地雷だとわかるんだろう。オウラさんは見た目的にも子供が恋愛対象にするのは難しいから分かる。でもメカブは……あの子にとったら対象であってもおかしくない。でもそうじゃないらしい。


 そんな哀れなメカブだけど、なんか僕の様子を手をカメラのようにして撮ってる。そして子供達(主に男子)に混じって笑ってる。この野郎、楽しんでやがる。てか……


『何撮ってるんだよ?」

「え? 浮気の証拠でも。日鞠と付き合ってるんでしょ? 面白いかなーって」


 この糞野郎……絶対にアーシアに変なことを言って抱きつかせてるのお前だろう。そんなアーシアは――


「スオウぎゅー!」


 ――って言ってめっちゃ抱きしめてくる。色々と当たってるんだけど……アーシアは心は幼女で体だけ一気に成長してしまってる。だから自分の体のことわかってない。いや、自分の体が、どれだけ異性に悪い影響を与えるかって事ね。


「さあアーシア、あと少しでそいつは落ちるわよ! このまま既成事実を作っちゃいなさい! そう! そのままキッス! キッス!」


 メカブのアホな発言に周囲の子供達も同調してキッスキッス! と男子共が同調してる。女子達はなんかちょっと遠巻きにして「男子ってほんとバカ」みたいな態度だけど、キスには興味あるのか、チラチラ見てる。ここに僕を助けてくれる人は居ないのか? 居ないんだろうな。いたら流石のメカブもこんなことしてこないし……オウラさんはきっと出かけてるんだろう。


「スオウ……私じゃ……いや?」


 ズルい……なるその発言。しかも瞳も潤ませて上目遣いで言うって……絶対にメカブの入れ知恵が働いてるだろう。アーシアもめっちゃ可愛いからな。体と心が会ってないちぐはぐさも庇護よくそそってくるし……僕の胸に手を置いて顔を寄せてくるアーシア。ヤバいな……なんかこのままだと……


「いだぁぁぁぁぁ!」


 ふとそんな悲鳴が響く。見てみると、なんかお尻を押さえてうずくまるメカブ……その側にはヤドリカ』の姿。


『やったぜご主人』


 ――的な声が聞こえ多様な気がした。よくやったヤドリカ!! 僕はすぐにアーシアを引き剥がした。

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