表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
1760/2699

1760 前に進む為のXの問い編 133

「さて、どうするか?」


 パメリアの奴が勝手にとんでもない物をよこして去って行った。僕だけが残った悪党達のアジト。周りを見てみると、てんでもなく普通なんだよなって思う。いや、ここはカモフラージュのためにもこうなってるんだけどね。実は地下に一室あって、そこはなんか色々とヤバいセンスの物が陳列してある。デザインで機能性皆無の武器とか壁に意味も無く繋がれた鎖とかね。後は無駄に格好良いって事で皆でお金を出し合って買った甲冑とか。まあ僕は出してないけど。

 僕が来たときににはあったからね。あれにパメリアもお金を出したのか疑問だ。いや多分出してないと思うけど……


「とりあえず花の城に行くか」


 いつまでもここに居ても仕方ない。でもわざわざ花の城に忍び込むのもね……面倒だから普通に手紙なら転送するか? フレンド同士ならできるし……


「む……」


 でもどうやらそういうのはパメリアの奴か……それかその組織の奴なのか分からないが許さないらしい。そういう処理がされてるな。手渡しじゃないと駄目みたいだ。表面のコードを見ると、特別な処置はそのくらいみたいだね。実は読んだ後に勝手に燃える……とかあるのかもしれないと思ったり、それに実は封を開けた瞬間に爆発するタイプの暗殺手段とかでは? とか思ったけど、そういうのは見当たらない。


「コードは本当に便利だな」


 何か仕込まれてたとしても、絶対にわかるからね。普通はこういうのは罠を探知する系のスキルが無いと分からない。でもコードを観れるという反則技で同じような……いやそれ以上の事が出来る。


「何も書いてないみたいだけど……」


 封を切らずになんとなくコードを覗いててそんなことを思った。まあこれ以上はプライバシー的に不味いだろう。相手は悪党だが、そういう事はちゃんと尊重してやるのだ。勿論危険があれば、その類いではなかったけどね。とりあえず危険は無いようだし、会長に渡して考えるか……


「渡さないって選択肢は……ないよな」


 僕だけで何か出来るかって考えるけど、渡さないと渡すでは対応力的に渡した方が良いと結論づけることが出来る。そもそもこれをパメリアが渡してきた時点でメッチャ怪しまれてるし、今更のような気がするしね。まあ僕が渡したのをどうっやて把握するのかは気になるところではある。

 手紙を見たところ、おかしな所ないんだよね。この手紙で完結してる。LROは本当に色々な力がある。だからなにかそういう封を開けたのを知れるような仕掛けもあっておかしくない。物体とプレイヤーを繋げるようなにか……だ。でも見えない。コードならそう言うのさえも見える気がするんだけど……もしくは僕が未熟で気づいてないって可能性もある。

 それも会長なら気づくだろう。とりあえず会長の奴がLROにいるかだけ確認……


「いないな」


 しょうがないからメッセージだけ流しておいた。ちょっとの間だけでも入ってくれたらそのときに渡しに行こう。と言うわけで、僕はフードをかぶって家を出た。刺客は捕まったけど、この町での僕の立場は今だ悪いからね。そしてこれからも上がる要素はない。困った物だ。

昨日あげるの忘れてたので、今日は二本立てていきますね。上げたと思ってたんだけどなぁ……

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ