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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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1743 前に進む為のXの問い編 116

 現れたヤドリカのステータス画面。一応僕たちプレイヤーと似たような感じで表示されてはいる。でも当然だけどそのステータス画面には僕たちにはあってヤドリカにはない画面もある。僕たちプレイヤーは誰もが沢山の物を持ち歩けるようになってるが、流石にそういう画面はない。ステータス画面とそしてスキル画面くらいしか無いみたいだ。

 まあステータス画面があれば装備は出来るし、スキル画面があれば、スキルツリーがあるからな。それだけでも十分かもしれない。一応ステータス画面にはヤドリカの部位が表示されてる。体に左腕、右腕、そして宿が主な部位に分けられてるな。そしてアクセサリー枠として二つある。

 とりあえずアクセサリー枠の一つをタッチしてみる。ふむ……


「何も表示されてないな……」


 でもそれはそうかもしれないな。だってインベントリがヤドリカにはない。普通はインベントリ内にある物から選択するって形になるじゃん。それかその部位に身につけた物が勝手に表示されるか……だ。そしてこのステータス画面でアクティブにするって言う方法ね。

 でもヤドリカのアクセサリー枠には一応僕がかけてあげたアクセサリーが表示されてない。それってつまりはヤドリカのアクセサリーをつける位置が違うって事か? でも他に一体どこが? って思う。とりあえず色々な部位に仕掛けてみて、それでどこにかけたらここに表示されるのか……それを調べるしかないか。


「ちょっとじっとしとけよ」


 そんなことを言いながら、僕はアクセサリーを色々とつけていく。まずはわかりやすくハサミだ。左右のハサミにアクセサリーを通してみた。まあ当然、表示されないな。体にも宿にも無造作に置いてみる。それも駄目。となると、もうあんまり選択肢がないんだが? 脚か? 一応複数本あるからな。根元近くに通せばいけるか? と言うわけで、脚を上げて貰って、アクセサリーを脚に通す。ふむ……やっぱり駄目だな。ステータス画面には表示されない。


「何か根本的に間違ってる?」


 やっぱりモンスターとプレイヤーでは違うのか……それかそもそもアクセサリーを装備なんて出来ないのか。いや装備は出来る筈だ。何せこう言う画面があるんだから。装備が出来ないのなら、こう言う画面があること自体が必要ない。それこそ、体力とかと、スキルツリーだけで良いじゃん。わざわざこう言う画面があるって事は、装備できるって事の筈。僕はさっきまでヤドリカに装備させようとしてたアクセサリーを見る。

 別にそんなに貴重な物じゃない。ただ攻撃に炎属性が乗る奴だ。初期のしょぼいアクセサリーだからそんな強力な炎でもない。。安っぽい……かどうかはわかんないが、赤い石がつけられたネックレスみたいな物。まあ見た目的にもただのチェーンで繋がれてる物だからね。オモチャ感はある。でも初期の装備なんて大体こんな物だ。

 僕は何とはなく、現れてるステータス画面にそのネックレスを押し込んでみた。アクセサリーを装備するための枠に押し込むようにしてみたわけだけど……


「おお?」


 するとなんか通り抜ける……とかなくて、僕の手からアクセサリーが消えた。そしてステータス画面のアクセサリー欄の一つにはさっきまで僕が持ってたアクセサリーの名前が表示されてる。これって……僕はバッとヤドリカを見る。するとその宿になんかいささか大きくなったネックレスが巻き付いてる。

 どうやらそういう事らしい。

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