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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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1742 前に進む為のXの問い編 115

 とりあえず紐を使ってアクセサリーをヤドリカへとかけてみる。まあ当然だけどこれだけではやっぱり装備したことになったことになってないようだ。変化がわかりやすいように、攻撃に炎とかが乗るようになる奴をかけてみたんだけど……ヤドリカが敵を攻撃してもそのハサミから炎とか出ないから効果が乗ってないんだろうと思う。


 一応アクセサリーはなんにでもどんな特性の武器にだって強制的にその属性付与が出来る……って奴の筈だ。だから水属性の剣に炎属性の攻撃を乗せるって事も検証されてたはず。まあその場合は特性が打ち消し合って、効果が半減……とか言う悲しい結果になるらしいけどね。

 ヤドリカはどっちかというと水属性だと思う。けどそのハサミでの攻撃には属性が乗ってるようには見えない。ただの物理攻撃だ。なら打ち消しあって炎が見えない……何てことも無いはず。これは単純にアクセサリーの効果が発動してないと観るべきだろう。

 やっぱりアクセサリーをちゃんと装備するとなると、インベントリからそのアイテムを指定するしかないって事か……片手間でシルクちゃんにメッセージを送った結果、ピクの場合はなにか装備できる項目とかはなかったみたいだ。そういえばピクはいつだってそのままの姿だったな。

 ならテイムしたモンスターには装備って概念がない? いや、そんなわけ無いような気がするぞ。ピクは特殊だったというか、あいつそもそも大きくなれたような? それが出来たら装備なんて出来たらその装備がぶっ壊れる。だからでは? まあでも、ピクが大きくなったのなんて一回しか見なかったような? やっぱり装備は出来ないのか? 後は他にもテイムした相手はちゃんとステータス画面で確認できたとシルクちゃんはいってる。

 まあピクはテイムなのか微妙だけど……それでもちゃんと確認は出来たらしい。そこでやっぱり色々と設定できたと言うことだ。ピクが居るときはシルクちゃんはストック魔法という物を使ってた。そのためだったんだと思う。それに確かローレの奴も契約した精霊の状況はステータス画面で確認できるとか言ってたはずだ。

 でも僕にはそれはない。僕のステータス画面には僕自身の情報しかない。一応ヤドリカはテイムしてるはず……いややっぱりただ懐いてるってだけなのか? でもちゃんと僕の言葉聞いてくれるが……まてよ? もしかしたら別に僕の言葉じゃなくても、誰の言葉でも攻撃してくれるのか? メリッサが居たらそれを検証できたのに……あの野郎早々とどっか行ったからな。

 大体僕に任せてあいつどっかに行くからな。絶対にサボってると思ってる。


「こうなったらやっぱり祝福でコードを弄るしかないか?」


 でも……回数が……


「回数?」

 

 ここで僕ははたと気づいた。ヤドリカにも回数制限ってあるのかな? もしかしたら懐いてたらそういうの無くなるとか……あり得る? だってヤドリカの場合はかなり弄ってる。だからこうなってるわけだしさ。もしも回数制限があるのなら、すぐに引っかかるぞ。僕はヤドリカのコードを表示する。

 大体、回数制限的な奴はコードの奥の方に普通のヤドカリタイプのモンスターは隠されてた。だから深く見ていけば、分かるはず。


「ない……訳じゃないけど、何かコードが追加されてるな」


 一応あったけど、普通のヤドカリタイプのモンスターには無かったコードがある。試しにちょっと弄ってみるか。試しに無理矢理にヤドリカのステータス画面を表示してみた。そしてその横にヤドリカのコードが表示されてる別枠の表示もする。


「へってないな」


 もしかしたら僕に懐いてるから、そこら辺の警戒というか、権限が追加されたりしてるのかもしれない。謎のコードは僕以外がコードを弄ると働くリセット機構とかかも……でも下手にリセットされたらどこまで戻るかわかんないからな……会長には勝手に弄らないように言っておこう。

 とりあえず無理矢理ヤドリカのステータス画面を表示できたし、これで装備をすることが出来ると思う。

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