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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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1734 前に進む為のXの問い編 107

「気軽に言うな」

「何よ。自信持ちなさい。私がやれと言ってるんだからやるのよ」


 そこは女の子なら男を鼓舞するために「私が信じてるから!」とか言うところでは? 「やれ」と行ってるから「やれ」とか……独裁者かこいつは? 実際独裁者に近いんだけどね……


「やどかり擬きは特別だったんだよ』

「それって名前なの? センス無いわね」

「名前じゃないし……なんて呼べば良いかわかんないから……」

「アンタの物なら、アンタが名前をつければいいじゃない」


 まあ確かに……いつまでもやどかり擬き――ではこいつがかわいそうな気もする。でっかいヤドカリって実際どうなの? とか思ってたけど、案外可愛い……と思えるしね。やどかり擬きとか言ってると、なんかこいつが偽物……みたいな印象になってしまう。それはやっぱりかわいそうな気がする。


「お前も名前欲しいか?」


 僕はなんとなくそんなことをやどかり擬きにいってみた。まあ分かってるわけないと思うけど……とか思ってると、トコトコとこっちに寄ってきて、体全体を動かして縦方向にウンウンとしてるみたいに見える。

 まさに体全体を使って了承を表してるみたいだ。あれ? こいつ僕の言葉分かってる? いやいやそんな馬鹿な……とか思ったけど、別に本当のヤドカリって訳じゃなく、そもそもLROのよくわかんないシステムで生み出された存在だし、わかってない……とも言えないか。そもそもが人が生み出してるんだから、人の言葉が分かってもおかしくないとも思える。


「うーん名前か……ヤドカリだからな……ヤドリカとかにしておくか」

「…………」


 なんかローレの奴がじとってとした目でこっちを見てる。何か文句でもあるのかこいつ? 僕はわかりやすいようにだな……


「別に文句なんて無いわよ。あんたのだしね。で、本当にそれでいいの?」


 いや、メッチャ文句あるじゃん。なんでそこで聞くの? 文句が透けて見えるわ。まあけどわかりやすさは大切だ。だから僕は普通に頷く。


「じゃあヤドリカ、私はローレよよろしくね」


 そう言ってローレがヤドリカの頭……じゃなく宿をなでた。


「でも、これは大きい事よスオウ。なにせ生き物って基本エリアには持ち込めなかったんだからね。ヤドリカを持ち込めたのなら、やっぱりシステム的には生き物をエリアに持ってくることも可能なように作られてるっこことじゃない」

「まあ……そうだけど」


 絶対にこれからこき使われるな。まあローレのチームから抜ける条件だし……やるけどね。とりあえず僕とローレは色々と話し合って、これからやることを詰めていくことになった。ローレの望みのエリアへのLROの資源の流入もそうだし、ヴァレル・ワン絡みで動いてる諸々とかね……それに一応ローレの奴にもアーシアのことは話しておいた。

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