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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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1731 前に進む為のXの問い編 104

「はあはあ……」


 僕は風帝武装まで使って逃げた。レスティアから離れて、見晴らし悪い森の中……


「何か昨日から森に居るような……」


 逃げるって成ると、ここに来てしまう。いや、普通にゲートに飛び込めば良かったかも。僕の速さならどうにでも成るし……全く……あの野郎。あの刺客のせいでとんだとばっちりだよ。アーシアの事を見守ろうと思ってたのに……


「今日は会長に任せとけば良いか……」


 あいつが失敗することはないだろうし、僕と一緒に居るよりはきっと色々と優遇とかされそうだしね。僕と居ると嫌な思いをする可能性も否定できなかったが、あの通り会長と共にレスティアの街を巡るのなら、変なことをしてくる奴はいないと思う。

 そう思ってるとピロロと頭にメッセージの着信を知らせる音が響いた。開いてみると会長からだ。


『アーシアちゃんの事は任せて!』


 って書いてあった。あいつは本当に僕の思考が読めるのか? 実際否定できないな。まあとりあえず会長が任されてくれるのなら、安心だしこっちはこっちでなんかやるか……かといってやる事って言っても……そこで僕は抱えてるやどかり擬きをみる。


「そういえば……こいつってゲート通れるのかな?」


 ふと思った。だってこいつってどういう扱いなのか……実際よく分かってない。シルクちゃんのピナとかと同じ扱いなのか? でもテイムとか出てるわけじゃないしね。

 ただなついてるだけ? けど一応こいつは僕が色々と弄ってるからな……変なバグで僕になついてるんだとしたらバグだからこそ、秘密裏にシステムに組み込まれてるテイム要素がちゃんと発動してないってことなのかもしれない。

 多分だけどその内運営はテイム要素を解放するんだと思うんだけど、このやどかり擬きにはそれが適用されてはないみたい。だからここ……テア・レス・テレスのエリアから連れ出すことが出来るのかわからない。はっきり言ってここから連れ出せないと結構不便というか? 僕はレスティアにばかり居るわけじゃないし……寧ろちょっと離れたいくらいだからね。

 別にレスティアだけじゃなくても、ヴァレル・ワンのパーツのクエストって受けれるし……まあパーツ目的の略奪がやりにくくなるが……流石にそろそろヤバそうだしね。

 寧ろそろそろレスティアから離れてやった方がいい気もする。そう言う提案もした方が良いかもしれない。


「とりあえず今はこいつを別の所に連れ出せるか試すか……」


 というわけで、再び僕はレスティアへと戻ることにした。まあ最悪、交易船に乗り込めばテア・レス・テレスのエリアから出ることは出来るけど……時間メッチャかかるからね。出来るならゲートで移動できて欲しい。

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