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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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1682 前に進む為のXの問い編 74

 シ○ガミ様の攻撃を避ける一辺倒な僕に抱きしめてるアーシアがこんな提案してきた。実際この限られた空間では避け続けることにも限界があるし、そろそろ反撃に打って出ようと思ってた所だ。

 まあけど、アーシアもいるし使える腕は一本になるんだけど……と思ってた所でアーシアからの提案だ。乗らないわけには行かないだろう。それに案外アーシアが言ったことの方がこいつには効果ありそうな気はする。


「しっかり捕まっておけよ」

「うん!」


 さっきよりも強く、アーシアは僕の首に回した腕に力を込めて体を密着させてくる。いきなり大きくなったから、幼女だったときの感覚のままなんだろうけど、戦闘中だってのにその……ね。色々と当たって僕の集中をかき乱そうとしてくる。それに匂いとかさ……戦闘って体外血なまぐさい事じゃん。

 LROでは血は出ないけど、血なまぐさい感覚なのは変わりなくて、殺伐としてるのが普通だ。けど……アーシアの体が近くにあるからか、その香りがメッチャ頭にくる。匂いって思ってるよりも刺激が強いんだよね。

 匂い一つで情景まで思い起こさせることが出来る……とかいわれてるし……


(これは自分との戦いだな)


 シ○ガミ様は強敵だと感じるが、そんなことよりもっと強大な敵が身内に居る。煩悩って奴だ。だから僕は必死にそれを押さえ込みながら、一段階スピードを上げた。遠くまでの風の影響は阻害されるが、自分の近くなら僕の支配力の方が強いらしい。

 それに実は地味にインベントリから取り出した札を使ってるからね。なにせ森の中に漂ってる風にはシ○ガミ様の意思が載ってるのか掴みづらくなってる。

 それでもエアリーロとかなら掴めるんだろうけど、そっぽ向いてる風を使うのも……と思って無機質な札の風を使ってる。まあけど、風の札って実は多く用意してない。一番は雷でその次に水や火でって成ってるから、風は一番得意だからこそ優先順緯度が低いんだよね。

 なにせ風がない場面なんてないからね。水や雷や火はそこら中にある訳じゃない。けど風ってどこにでもあるじゃん。だからどこでも手に入るからって思ってた。

 風の支配力だってエアリーロの次にはあると思ってたし……でも特定の場所では支配力を上回れることもあるんだね。早々そんな存在は居ないと思うけど……学習しておこう。


(風帝武装まではいけないけど……)


 それでも鈍重な木々の根に捕まるほどに遅くはない。それに動き出す前にこっちには見えるし、更によく見える気がする。なにせシステムは裏で常に稼働してるわけで、動き出すそのタイミングの前にはシステムの信号は送られてるのだ。

 罠も、意表も、事前に察知して僕はその上を行く。


『何だその動き――づっ』


 驚愕してるシ○ガミ様の懐に僕は潜り込んだ。そしてちょっとジャンプしてその目線に合わせてやる。後はアーシアの役目だ。


「喧嘩しちゃ、駄目!!」


 そう言ってアーシアがシ○ガミ様の鼻の頭をペちんとした。いや、思いっきり振りかぶった筈なんだけど、腕力なさ過ぎた。シ○ガミ様微動だにしてない。でも……木々はシュルシュルと元に戻って元の地形に戻って行ってる。それになんか目を見開いてシ○ガミ様は固まってしまってる。


(そんなにショックだったのか?)


 

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