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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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1683 前に進む為のXの問い編 45

 会長は戻っていった。あいつは忙しいからね。放課後はずっとLROばっかりやれる僕とは違う。色々とやらないといけないことが山積みなんだろう。最近学校の方の生徒会長も交代したし、その引き継ぎとか、更にもっと先に行くために日鞠は動いてる。


 それこそ、本当にスーパー生徒会長を目指してる……みたいな? あのディベートでの話は冗談……というか言い過ぎたか……とか思ってたんだけど、日鞠的にはそうじゃなかったみたい? いやあいつのことだからな。多分だけど周りが放っておかなかったとかだと思う。まあそもそもどうやって全ての学校の生徒会長に成るのか僕には想像も出来ないんだけど……教育委員会とかに入り込んでなんやらするんだろうか?


 まあとりあえず今日はこれ以降日鞠には会えないな。また明日――っていってたし。出来るなら夜にも……とか思っちゃうわけだけど……忙しい日鞠を自分が縛るのはどうかと思うんだよね。

 そこであまり遠慮してても、相手にも不安が出来るとか……あんまり遠慮するとすれ違いに発展するとか、そういうのよく漫画とかで見るからね。

 どのくらいわがままを言った方が良いかとか難しい。多分だけど、日鞠はあんまりわがままとか言わないと思う。あいつは監視カメラとかつけるけど、実際それは監視というか盗撮に近い感じだったしね。

 僕の弱みとかを握りたいわけじゃなく、ただ僕を見ていたい……みたいな? そういうとヤンデレってるが……そんな危ない奴ではない。ちゃんと常識って奴はわきまえてるからね。


「さて、どうするか……」


 僕はヤドカリもどきにそう聞くよ。勿論何も帰ってこないし、ただ僕の周りをカサカサと動いてるだけだ。やっぱりだけど、あのつぼみの幼女を探すべきか……レスティアには今日はもう戻らない方が良いって言われたしね。


 ならせっかく普通はこれない場所に居るんだし、ここをもっと探検するために、不思議な幼女を追うのも悪くない。日鞠にヒントももらったしな。


 僕には見つけられなかったが、会長事日鞠には見つけられたあの幼女のコードの痕跡。これを使えばどうにかあの子を追いかけることが出来そう。


「でも、どういう風に使うか……」


 渡されたのはただのコードだ。それは結局それだけじゃコードでしかなくて、コードを使うにはコードを書かないといけない。それには色々と知識と発想力とかが必要で……うーん出来るだろうか? 


「僕の長所って速さとこの目しかないからな……」


 とりあえず似たようなコードを優先的に視界に表示させるってのはどうだろうか? それくらいなら出来そう。とりあえず僕はやってみることにする。

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