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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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1659 前に進む為のXの問い編 21

 結論から言おう。システム的にぶっ壊したヤドカリをやっぱり不味いかなって後ろめたくなって戻そうとした僕だけど……無理でした!!


 いやね……僕も頑張ったんだよ? 本当に頭がこうズギズキするくらいには本当に頑張った。でも僕にはまだまだコードに対する理解が足りないらしい。はっきり言って意味不明なコードが多すぎた。

 それでも頑張って色々と綱げて再現して復元してみたのがここにあります。


「おーあー」

「なんだこの地獄から這い出てきたような混沌は……」


 絶対にやばい物を生み出してしまったと思う。だってめっちゃ不気味だもん。なんかヘドロに二つの穴があいてて、そこから「おー」やら「あー」やらの声がなぜか聞こえてくるのだ。

 めっちゃ怖い……いや不気味。ここがめっちゃ天気も良くて気持ちいい綺麗な場所だから、これをみてもなんか不気味だなって感じですんでるけどさ……これをどっかの森の奥とかに置いておくとどうなるか……絶対的に不気味さが倍加するよ。


 この場所の雰囲気で緩和されてるだけで、この存在自体はめっちゃくちゃ不気味。


「どうしよう」


 僕は結構困ってた。いや、もう一度ぶっ壊せばいいじゃんって話なんだけどさ。なんか変な称号というかスキルが増えてるんだよね。


『ネクロマンサー』


 そんなスキルがなんかある。このスキル、案外ゲームとかでは定番のような気がするが……どうなんだろうか? LROであったかどうかは知らないな。まあそもそもがLROはスキルが膨大すぎてね。全部なんて把握してる奴はないだろう。

 それにもしもこのネクロマンサーが祝福でコードをいじったことで得られたスキルだとしたら、普通なら絶対にとれないと思う。そもそもが祝福を持ってるのが僕と会長しかいないわけだしね。

 でも僕よりも色々とコードをいじってる会長ならもしかしたら持ってるかもしれない。わざわざ自分のスキルなんていわないからな。こっちが聞けば教えてくれそうだけど。


「物騒な名前してるスキルだけど……これってパッシブなんだよね」


 スキルにはその都度発動するタイプと常時発動するタイプがある。取得した瞬間、影響を及ぼすようなたスキルと、技とかのように一回一回発動させるやつね。


 ネクロマンサーとか言葉的には一回一回発動して変な生物を生み出す……みたいな感じの様な気もするが……どうやらLROでは『世界の真理に近づける』とかいうなんか頭痛い中二的な文言が書かれてた。


 いや抽象的すぎるだろう。まあでも……案外こう言うのLRO多いんだよね。


 真理に近づけるってのがどういうことなのか……コードへの理解力的のが高まるのなら、ある意味でありがたいんだけど……


「とりあえずこの不気味なのは壊すか」


 流石にここに置いてると不味いよね。僕はそう思ってフラングランをむけた。するとなんか「あぁああぁあぁ」とか懇願するような……泣いてるような声になったような……


(いやいや、気のせいだから……そんなわけ無いから)


 僕は自分にそう言い聞かせた。

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