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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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1644 前に進む為のXの問い編 6

 小刀を構えて四方八方から刺客達が襲い来る。全員同じ装備で同じような体格、さらに色々と同じ部分が僕の目にはつく。この目は色々と見えすぎる部分があるからね。


 とりあえず一番最初に近くまで来た刺客の小刀が僕の体にダメージを与える瞬間に素早く僕はフラングランの片方の剣を振り抜いた。でもやっぱりだけど、こいつら……ダメージを意に介してない。


 さっき腕を切ったときもそうだったけど、それさえも想定してる。それかダメージ表現を切ってるのか……確かにLROはとてもリアルだ。でも痛みをリアル的に完璧に再現してしまうと、致命傷とかを受けたら、本当にそうだと脳が思い込んで死んでしまうかもしれない。


 そんな馬鹿な……と思うかもしれないが、人間の脳の思い込みと言うのは馬鹿には出来ない実験結果とかがある。それに万が一にゲームやってて死んだりしたら、とても厄介というか……めっちゃやばいからね。


 今も実際はリスクある中でリーフィアというVR装置が販売されてるわけだけどさ、既にそれなりの人がフルダイブ型のVRゲームを知ってしまったから売れてるのであって、もしもそうでないときだったら――


『もしもこのゲームをやると死んでしまうかもしれません』


 ――なんて注意書きがあったら誰も買わなかっただろう。今はリスクもあるかもしれないと、皆心の中で思ってても、それでも抗えない魅力がLROにはあるからしぶとく続いてるんだ。

 でも最初からそんな文言があったら、流石に手を出す人はとても減っただろう。それに流石に皆、死ぬかもしれない……とまでのリスクは思ってないしね。

 せいぜいLROにとらわれるだけ……ある意味でそれならそれで……とか思ってる奴だっていそうだし。


 まあつまりは腕を切られた痛みをリアルに再現なんて出来ないって事だ。マジでそんなことをしたらショック死続出だよね。漫画とかでは腕を切られても、腕に布を巻いて止血して戦い続ける――みたいなのあるけど……実際アレができる人っているのかっていうね。

 実際できないと思う。でもそれじゃあ、痛みを怖がってしまうし、それじゃあ面白くもない。それに死んでもらっちゃ困るから、最初から痛みは死なない程度に抑えられてる。


 でもそれにも強弱の設定はあったはず。でも完全になかった風には出来なかったと思うけど……てかダメージを受けたらどうしても一瞬ピリッとなって体がほんの一瞬だけど硬直する感覚あるけど……なんかこいつにはなさそうだぞ。


 そもそもがこいつらの装備のせいなのか、HPとかのデータまで見えないし……切られた奴は、切られたと判断した瞬間には既に小刀を僕になげていた。

 でもそれすらも僕はかわす。でも向こうはそれを想定してたみたいな動きまでしてる。一人の腕は切り、一人にダメージは負わせていったん体勢を崩してる。残りは六人。左右から小刀を避けた隙を狙ってる。


 一糸乱れぬ――とはまさにこのことかと言いたくなるほどに奴らの動きには無駄がない。そして躊躇いや迷いなんかもまるで見えない。安心なんて一瞬だって出来ないな。

 数の優位を利用して刺客達は僕を攻め立てようとしてる。でもそうはさせない! 

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