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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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1583 校内三分の計編 193

 LROに入って冒険をした。まあレスティアでヴァレルワン関連の何やかんやだ。今僕は日鞠、ローレのやつの命令というかそういうので、ある組織を追ってるからね。


 一応そいつらとは顔繋ぎはできてる。フレンドとかではないが、奴らはどうやら僕に拘ってたみたいだし、LROに入ったら向こうから接触してくると思った。


 それはどうやら当たってた。まあ僕が入ったことをどうやって把握したるのかわかんないが? 多分NPCとかを使ってるんじゃないだろうか? 広場とかに出るからね。復活地点がそこだし。

 そしてレスティアには常に人がいる。それはプレイヤーNPCと問わずだ。確かに夜にはNPCはあまり出歩かなくなるけど、だからって全員がそうじゃない。それにLROの人々は本当の人のようだからね。

 向こうが僕たちにクエストという依頼を頼むように、実はこっちのお願いも聞いてくれたりする。それはお金だったり、信頼だったりで−−だ。


 それに気づいてない人たちも結構いるようだが、むしろそういうのを使わないと辿り着けないクエストとかもきっとあるんだろう。ちょっとアウトローっぽいが。


 だから、そうやって広場に僕が現れたら、奴らに知らせるような依頼をしてるのかもしれない。まあけど、僕は奴等の正体には気づいてない設定で、こんな自分に分け隔てなく接してくれてありがたいと思ってる無知な奴設定だ。


 今日はちょっとだけ一緒に狩りをしただけだった。前は新種のモンスターにやられたから今回はリベンジも狙ってたんだけど、新種だけに、そんなに頻繁に現れるわけではないらしい。


 いや、ずっとなんか視線を感じてはいたけどね。もしかしたら日鞠の奴だったのかもしれないけど。そういう力あるしあいつ。ここは結局、テア・レス・テレスのエリアだからな。


 まあLROに繋がってしまってるから、繋がってないエリアよりも自由度はなくなってるらしいが、それでもやっぱりここは日鞠の場所なんだ。

 だから見られてるって感覚があると、ここなら日鞠かもって候補は外せないんだよな。でももしかしたら新種だったのかもしれない。


 わからない。だから今回はただ目的の奴らとちょっとした親交を深めて終わった。



 次の日は土曜日だ。朝から休日ってことで、一日中、LROだ! って気分だったけど、チャイムがなって出てみると、なぜかそこにはクリスの奴がいた。何やってるんだこいつ? 摂理も昨日は鈴鹿のところに泊まって、直接学校に行くって言ってたのに……こいつだって降りたって言っても、今日のディベートには出るはず。


 ネットでやる生徒会長候補者によるディベートだが、立候補者たちは、今日学校に集まることになってる。だからこいつがここにいるのはおかしいんだが……


「さっ、行くですスオウ!!」


 そう言って僕は強引に学校まで引っ張られた。

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