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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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1555 校内三分の計編 165

「な……にこれ……」


 私はそういってスマホの画像に……うん?


「これって動画じゃない?」

 

 てかlive配信じゃない? 再生ボタンが出てきてるよ。これを押したら一体なにが? だってこれ以上……なんてないよね? これ以上が何かもう私にはわからないよ。だってそこ教室だよね? しかも私たちが勉強してる教室だよ。そこでこれより先って……なんか思わず息が荒く……


『スオウ髪の毛サラサラですね』『おう……』『耳掃除でもしますデス?』『お……いやいい』『遠慮なんていらないですよ。やってみたかったし』『それってお前の欲望しかないじゃん』『いいからいいから、任せてください。ほらほらー子守歌も歌ってあげますデスよー』


 そんな声が私の隣のスマホから聞こえてくる。それは倉敷さんのスマホから再生されてる。私が迷ってる間に、彼女は再生ボタンをさっさと押したらしい。私も再生ボタンを押してみる。すると膝枕で今まさに、耳かきをしようとしてる二人の映像が映った。


「私、ちょっと行ってくる」


 そういって私は車いすを後方に動かして九十度位置を変える。。けど、車いすのコントローラーに置いてる腕を倉敷さんにつかまれた。


「やめたほうがいい」

「あきらめろっていうんですか?」

「いや、そうじゃないよ。諦める必要なんてない。けど、ここで行くのは駄目だ。これはクリス君の罠だよ」

「罠?」


 どういう事だろうか? この耳かき動画が罠ってちょっと何言ってるかわかんない。


「彼女は既に敗者だ。この動画はさらにそれを確実なものにするだろう。これを見てるクリス信者は今度こそ心がおられる。そして寄る辺を求めることになる」

「それを取り込めってことですか?」

「ああ、けどこの場面に姫が行くと非常にまずい。実際、姫の彼への恋心なんて学校中が気づいてる」

「へ? ちょ!? 本当ですか皆さん!?」


 なんかめっちゃ爆弾発言を倉敷さんが投降した。私は彼女の爆弾発言を確かめるために周囲にいる、選挙を手伝ってくれてる皆に視線を向ける。するとさっと視線をそらされた。でもそれはつまりはそういう事で……肯定と同じことだと思う。


「べ、別に私はスオウの事……」


 そこで私は気づいた。正直、みんなが気づいてるなんて信じたくないが、それなら私があの場面に乱入してもいいじゃん……と。


「もしもですけど、そうですねもしも私がスオウを想ってて、それを全校生徒が知ってるとしましょう。なら私がここに乱入しても問題ないんじゃないですか?」

「それは違います姫」


 そういって倉敷さんがグイっと、私に顔を寄せてくる。近い近い。女の子同士だからって近いよ!

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