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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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1457 校内三分の計編 117

「あれって……」


 なんだ? 実際僕だってLROの全てのモンスターを把握してるわけでもないから実際は今、目の前にいるそれが新種とか言われてるやつかってのは確証はもてない。でも……


(情報が見えない……これって情報にあった新種の特徴と一緒だな)


 どれだけ僕の目が規格外でも、登録されてない情報は見えないらしい。普通なら、意識をすればモンスター名やそのモンスターの脅威度が丸の色によってわかるようにLROはなってる。でもそれらがこのモンスターにはない。全て『???』となってる。そしてザザッと受信が悪いテレビみたいに見える。つまりはあれはLROのシステムに登録されてない存在。いやもしかしたら???というモンスターなのかもしれないが、あれはレスティア以外では見られた事がないようなんだよね。


 あんなのがもとからいたら、目撃情報はもっと前から、それこそ僕がこの世界を改変する前からあったはずだ。でもそんなものはないらしい。もしかしたら極端に目撃情報が少なかったから、消えていっただけなのかもしれないが……でも最近になってこの新種と呼ばれる謎のモンスターの目撃情報は活発になってきてた。それを考えるとやっぱりレスティア……というかこのテア・レス・テレスのエリアがLROとつながった影響があるんではないだろうか? 


 僕の目の前に現れた新種はうさぎのような長い耳に、亀の様な顔をしてて、上半身は、白い毛皮で覆われてて手とか腕は見えない。二本の足がすらっと出てて、その足はクッション性がありそうで、なんかぐにゃっとなってる。スピードタイプなのかも? 実際そこまで見た目に関する情報ってないんだよね。なにせすぐに逃げたり、いきなり襲われたりしてたからだ。それで一気にHPが削りきれらるって結構やばい。

 僕がこうやって対面で出会ったっのって実はかなり幸運では? 僕もやけになってモンスター狩りをしながら、素早く移動してたせいかも……なんか新種もちょっとぽかんとしてるし……とか思ってると、一瞬姿勢が低く……いや、前傾姿勢になったかと思うと、音もなくその姿がぶれた。そして目の前に現れる新種。僕の目の前で体を捻って蹴りを繰り出そうとしてくる。


「早い――な!」


 けど僕は反応してその蹴りをやりすごしてフラングランを振るう。でもやつも交わした。それから背後を取ってくる。再び蹴りがきた。今度は僕が背後を取る。そんなやり取りがなんか続く。流石に不毛だと気づいたのか、更にスピードをアップさせる新種。するとなんか体がぶれて見える。そして実際、左右に別れた。


「分身? 固有スキルかなにかか?」


二対一はずるいぞ! まあけど、こっちだって二刀ではある。対処できないほどではない! 僕と新種はフィールドをものすごい速さで移動しながら超高速な戦闘を繰り広げていく。

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