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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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1449 校内三分の計編 109

 挑戦状を突きつけられた。問はどこから椅子を出したか……だ。ローロレの奴にはわからなかったらしい。いきなりどこからともなく現れた一脚の椅子。それはなかなかに大きい椅子だ。女性も男性もちょっと力を入れないと持ち上げられないみたいな、その程度の大きさはある。僕はとりあえず感触を確かめてみる。


(まあ、普通の椅子だね)


 いや、普通の椅子よりは高級感ある。なにせここはフラワーキャッスルだ。そこらの民家ではない。だから勿論、民家にあるような椅子よりは装飾もしてあって、そしてガッシリとしてる。まあ二人が座ってる椅子と変わりはないと思うけど。一脚だけ違う椅子とか、浮いちゃうしね。ちなみにちょっと片手で持ち上げようとしてみると、僕でも力はいる。てか片手ではプルプルする。


「幻覚とかじゃないよ?」

「そのようだな」


 コードを見る方の目にしてみても、二人が座ってるそれと代わりはないとわかる。この椅子にはなにもない。なんの変哲もない椅子だ。なら……この空間が鍵なんじゃないか? なにせここはフラワーキャッスルの中でも、特に特殊な空間みたいな感じだ。てかこれを出すときに、この目ならすぐに分かった気がするが……四六時中この目にはしてないからね。しょうがない。とりあえず目を変えて、僕はこの部屋の、いや空間のコードをみる。

 まあ実際、そこまでコードを僕は理解してない。明らかにコードの理解では会長の方か深いし、僕がわかるかは実際わかんない。だって僕と会長では、コードの理解のレベルが違う。違う……けど……


「これって……」

「気づいた?」


 なんか会長の奴はワクワクしてるみたい。気づいてほしくてたまらない的な? このテンション……やっぱりそうなのか? でも……そうだとしたら、とんでもないような気がする。けど、コードを理解して書けるということは……こういうことも出来る……のかも? けど……この権限はいいのか? って気はする。そのうちこいつ、今コードで出来る事の制限さえも……いや、今はいいか。とりあえず僕が気づいたことを言ってみるか。


「もしかしてここ自体が、お前が作った場所ってことか? だからなんでも出来る……みたいな?」

「流石だねスオウ。どうしてわかったの?」

「どうしてって……なんかコードが違う的な印象がある」


 とりあえずこのLROのコードは見慣れてる。だから、なんとなく、あれ?っておもっただけだ。ちょっとした違和感というか……そういうものを感じた。どうやら当たってたようだけど……でもまさか、位置からこの空間そのものを会長は作ったってこと?


「あれたよな? 別にエリアの機能とかで作った……とかじゃないんだよな?」

「そうだよ。まあ素材は使いまわしてるけどね。一応私がここは書いたよ。だから――」


 そう言って会長がペンを振るうと、次々と同じ椅子が積み重なっていく。そして天井に付きそうになって崩れだすと、更に一振りすることでその椅子が一瞬で全部消えた。それに日の光とかも、黄金色から青い色まで……いや、昼から夜まですべて変えていた。どうやらまじで、この空間はすべて会長の思いのまま……らしい。

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