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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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1428 校内三分の計編 88

「なんだよ秋徒、朝っぱらから」

 

 教室に入るなり駆け寄ってくる秋徒。まあそんな事を言いながらもその話題が何かはわかってる。てか……秋徒はまだいつも通りだが……教室の視線が痛い。というか、学校に来た時からそうなんだけどね。生徒会の奴らがテア・レス・テレスだし、独自にLROをやってる奴らだっているだろう。

 それで僕の昨日の出来事、広まってるんじゃないだろうか? まあこれなら、摂理のイメージの為にファンの奴らが僕から摂理を遠ざけたのもわかると言う物だ。学校の手前で待ち伏せてたのも、これがあったからだろう。


「ちょっとこい」


 そう言って秋徒に連れられる僕。向かったのはトイレ……とかではなく、校舎の隅の方だった。移動教室の対象になる部屋がある方だ。こっちなら、朝にはそんなに生徒は来ないからな。


「お前、ヤバい事になってるぞ。日鞠の奴に言ったのか?」

「ヤバい事になってるのは知ってるし、日鞠にも言ったよ」

「ならなんでなんとかしないんだよ? 別に盗んだ訳じゃないんだろ?」

「まあ」


 僕もメリッサも盗む気なんてこれっぽっちも無かった。それは確かだ。でもそんなのは僕達が言っても誰も聞かない訳で……だからこそ、秋徒だって日鞠になんとかして貰おうって思ってるわけだろう。僕だって同じだったさ。でも……今はその気はない。


「なんて言われてるんだ?」

「クズ、殺す、許せない、死ね、復活する度にやってるやる……などなどだな」

「脅迫じゃん」


 殺意高すぎない? まあLROは実際には死なないからね。そんなに痛みがあるわけでもないし。だから物騒な事をしても良いと思ってるんだろう。


「だからヤバいっていってるだろ。LROにしばらく入らない方がいいぞ。日鞠はどうするって?」

「どうもしない」

「は? なんで?」


 鳩が豆鉄砲を食ったような顔をする秋徒。まあそうなるよね。日鞠だってこの状況をわかってる。なら、僕の為にも、一刻も早くこの状況を改善しようとすると思ってたんだろう。まあ僕もそんな自惚れあったけどね。


「端的に言うと、必要だから」

「必要? お前が批判されてる事がか? そういうのあいつ嫌いだろう」

「まあね。でも、必要なんだよ。それに僕も納得してるし」


 そこまで言うと、秋徒の奴も何か裏がある……みたいな事を察してくれる。


「どういう事なんだよ?」

「ここではちょっと。まあ、あんまり気にするなよ。リアルそうそう危害なんて加えられないだろうし」



 昼休み


「おう、ちょっと顔貸せや後輩」


 なんか教室に熊みたいな先輩が柔道着を着て乗り込んできた。うん、どうやらリアルでも僕の身は危険らしい。

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