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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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1414 校内三分の計編 74

「「ぎゃいぎゃいぎゃい……ぎゃいぎゃいぎゃい」」

「なにしてるんですか?」


 フラワーキャッスルの一角でぎゃいぎゃいぎゃいと騒いでた僕とメリッサの所にまた別のテア・レス・テレスの人がやってきた。紫髪のふわふわした髪をポニーテールしてる女性だ。とてもなんか色っぽい人でその髪のボリュームが凄い。テア・レス・テレスの団員服は底までいやらしい物ではないはず……なんだけど、何故か彼女の胸元だけ開いてる。そして肌が……いやもう胸が……そうバイン! と出てた。おいおい、会長はそこ完全にしまってましたよ!! 良いんですかそれ!? 

 てか会長だけじゃなく、そこがこんな風にバイン! してる奴、テア・レス・テレスで見たことない。まあ僕はそこまでテア・レス・テレスと関わってないし、他にもこうやってるの居ると思うけどね。そもそもがその団員服も全員が持ってる訳でもないみたいだし。テア・レス・テレスほどに大きくなると、沢山のチームを取り込んでる訳で、元々そのチームの服があったりすると、それを着続けてる奴とかも居たりする……らしい。


 だからまあ一概にはこれがどうなのかはわからないが……なまじ通常の着方を知ってるからね。めっちゃエロく見える。


「あっ、えっとごめんなさい。別になんともないんです。直ぐに出ていきますから――」

「すみません。ちょんとこの人に見覚えはないでしょうか?」

「おい!」


 なんかメリッサの奴が僕の顔を両手でがっちりと固定して紫髪の彼女に向ける。クソ力が強いのか、振りほどこうにもびくともしやがらない。こいつ……まさかパワー系なのか? こんな見た目のくせに? 


「この人……ああ、会長の男ですね」

「そっちもおいだよ」


 何言いだすのこの女性。だれが誰の男だって? そんなのに成った覚えは一応無い。逆に自分以外の誰かがそう言われても嫌なんだけど……


「ふふ、なんですか? 彼を会長から寝取っていいんですか?」

「ちょっ!?」

「おい!?」


 何言いだすのこの人? 僕を見ながら舌を出してペロッとそのぷっくりとした唇を舐める彼女。そして僅かに光彩を放つような怪しい目の輝きが見えた。なにかやってないか? 異様に僕の鼓動が早い気がするぞ。ドクドクバクバクとなってる。


(え? 何これ? 恋?)


 不思議だ。目の前の女性がとても魅力的に思える。一歩歩く度に揺れるそれがとても蠱惑的に見える。目の前に来た彼女がわざとそれをあてて来る。熱が伝わる。そしてその柔らかさも。完全にわざとだな。どうやら彼女は自分の体を使うのにためらいがないタイプらしい。

 てか武器にしてる。


「ふふ、大丈夫、二人まとめて食べてあげる」


 僕の背後で僕を拘束してるメリッサに手を伸ばす彼女。なんて人だ。僕の顔に胸を押し当てつつ、後ろのメリッサにも手を伸ばしてる。まさか自分までも狙ってるとはおもって無かったメリッサは「あっ……へ……」とぱちくりして硬直してる。


「むむ、むむー!」


 おっぱいに埋まってるから上手く声が出せない。幸せだけど、苦しい。苦しいけど、幸せ。そんな気持ちだった。

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