表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
1394/2704

1394 校内三分の計編 54

「さあ、まずはここに集まった幸運な君達も体験してみてくれたまえ!!」


 そう言ってヴァレル・ワンを運転してたイケメンがヴァレル・ワンから降りた。それに伴って、ヴァレル・ワンをテア・レス・テレスの面々が出す。何もない空間からね。あれはまさか……インベントリに収納できる? マジで? 移動手段として借りた馬とか出来ないよ。だから絶対にそれを使って移動しないとだし、ちゃんと返さないいけない。買う人もいるが、そうなると世話が大変だしね。

 まあそれが良いって言う人も居るとは思う。LROでも常にパートナーとした生物と一緒に行動するって人はいる。なにせこのゲーム、一緒に戦ってくれる様なテイム要素はそれこそ超限定的にしかないが、移動手段なら、それなりにあって生き物もリアルよりも多種多様だ。馬が一番一般的だけど、それこそ色んな場所で特色豊かな移動を担う生き物がいる。そういうのを集めてる人だっているって聞く。


 でもそういう移動手段の生き物たちは、自分の物にしたとしてもインベントリに収納出来る訳じゃない。多分生き物系は無理なんではないだろうか? でもそっか、ヴァレル・ワンは生き物ではない。でもじゃあ飛空艇はいいのか? 実際個人で所有してる奴が知り合いにいないからそこはわからない。

 でも流石に大きさの限界とかありそうだよね。だってそうなると家を持ち運ぶ……とか出来ちゃうじゃん。個人で家だって買えるのがこのゲームだ。まあ結構あるけど。


 ヴァレル・ワンがインベントリに収納出来るとなると、そのアドバンテージはものすごく大きい。なにせ今までの生き物系の乗り物なら、ちゃとそこまで戻らないといけない。勿論ちゃんと地図上にその生き物は表示されるから、回収するのが大変……なんて事はないが、いつの間にかそれなりに遠くに……なんて事はあるしね。そうなるとね。面倒だ。


 でもインベントリに収納出来るのなら、ヴァレル・ワンでいける所までいってインベントリに収納して、目的地を目指して終わったら、近くの開けた場所でまたヴァレル・ワンを出せるんだからね。いいね。まあ今はLROよりもエリアバトル全盛だから、どれだけ使われるかは謎だけど……でもいつまでもエリアバトルばっかり……なんて事もないのかも? 


 なにせ大体上位は固まってるし……最近入れ替わりがあったが、それでも十位以内のチームの入れ替わりである。はっきり言ってその下の方にはほぼ関係ない。それにテア・レス・テレスは連合してたチームに勝利した事で、既にその地位を盤石にしたといっても過言じゃない。だからこそ、これが次の施策なのかもしれない。


用意されたヴァレル・ワンは形こそ同じだけど、カラーが違う。赤いのに青いのに黄色いの……他にもなんかサメみたいなペイントした奴もあった。全部あの形になるのだろうか? まだそこら辺はわからないな。


「どうだい?」


 イケメンがなんか僕を見てそう言ってくる。まるで狙い澄ましたかのよう……でも正直興味はある。


「じゃあ……お言葉に甘えて」


 僕はそう言って彼が乗ってた最初に登場してたヴァレル・ワン近付く。すると他の人達も何人か手を上げた様だ。


「アンタだろ? スオウって」

「うん? まあそうですけど」

「なら、説明はいらないな」

「いや、それはない」


 何職務放棄しようとしてるの? なんで僕なら大丈夫って思った。生徒会の奴らになにか言われてるの? やめてくれないそういう嫌がらせ。


「はっは! 冗談だ。ほらまずはシートに格好良く乗るんだ」


 それ、格好良く――乗らないといけないのか? んなわけないよね。けどとりあえず機体に手を添えて飛んでコクピットに収まる。


「やるな」


 なにが!? とか言いたいが、周りを見るとどうやら結構むずいらしい。なにせこのヴァレル・ワンは常に微妙に浮いてて揺れてるからね。案外コツがいったようだ。それを一発で難なく決めたから「やるな」と言われたらしい。いや、そんな気なかったんだけどね。てかこれがデフォルトの乗り方なら、改善したほうが良いような……そんな気がした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ