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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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1375 校内三分の計編 35

「そういえば、あそこの人達は皆日鞠が好きなんデスか?」

「なんだいきなり?」


 あからさまにクリスの奴は話題を変えてきたな。それだけ触れてほしくないのか……でもこいつならもっと上手く躱しそうな気もする。

 他人を操る事が上手そうだからな。特に異性を。けど、クリスはあくまで、友達ってスタンスを保ってる気はする。すごく親しげだけど、そこにはある意味、恋愛的な要素を出さないようにしてる。あくまで表向きは。

 自分もそうだが、確実にクリスは女の部分も使ってるし、多分そこに躊躇いはこいつはない。


 でもそれなのに、多人数といるときは仲良しグループにしかならない。それがこいつの人心を操る巧みさ……じゃないだろうか?

 上手くバランスをとってるのか……だからって簡単に出来る事じゃない。


 それに対して摂理さんの方は、まさに姫に彼女はなってる。彼女の支持者は彼女の虜になってるのが分かるんだ。まぁ、それだけの容姿を彼女は確かに持ってるし、普通はそうなるだろうって思う。上手くバランスを保ててるこいつがおかしいだけだ。


 そして我らが会長は……


「好きとか……まずはその定義から決めて貰おうか?」

「はいはい、好きなんデスね」


 なんだこいつ、まだ好きなんて発音すらしてないぞ。なのに決めつけるとか、早とちりが過ぎる。


「よくよく考えたら、ジャーナリスト全員味方につけてるとか反則じゃないですか?」

「別にそれで会長に付与してたわけじゃない」

「でも外聞的には不味いデスよ?」


 それを言われたらな……いやいやでもそもそもの前提が間違っている。そこをたださないとダメだろう。


「言っとくけどな、自分達の会長に対する気持ちはそこらの甘酸っぱい物じゃないんだよ。持っとこうドロドロで、絶対に剥がれないように溶接されたような何かなんだ」

「そういうことは日鞠に直接言った方がいいデスよ」


 何で赤くなってるんだこいつは。だからそういう青春的な物じゃないって言ってるだろう!


「だから違うんだよ。俺達にとって会長は目標とか、目指すべき場所とかそういう物だ。だから惚れた腫れたなんていう事とは違うんだよ」

「そうですね、そういう事にしておきましょうね」

「なんで優しい目してるんだよ!」


 絶対にこいつ理解してない。誤魔化してるだけだと思ってやがる。


「取り敢えず一つ日鞠に対するカードは手に入れましたデス」


 おい、今ボソッととんでもないこと言わなかったか? こいつ……まさか広めたりしないよな? 自分がクリスを見てると、こいつは面白そうに微笑む。絶対に何か企んでるよこいつ!?

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