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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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1356 校内三分の計編 16

「はーやーくー」


 頬を膨らませてそんなことを言うメリッサの奴。正直言おうか……めっちゃ気持ち悪い。メリッサの奴もリアル基準で言うと美少女だ。なにせLROはキャラクリ出来るんだからどうせなら美男美女になりたいと皆が思うから、LROでは美男美女が多くなる。メリッサみたいな奴でもちゃんと美女なんだよね。だから頬を膨らませてるのは、見る人が見たら可愛いとか、魅力的だと思う事だろう。


 でもね……なんか僕にはそんな風に思えないよ。メリッサの奴は毛量多く毛先が跳ねた紫がかった髪してる。よくあの毛量が最初見た時、水泳帽に入ってたなって思うが、まあLROはゲームだし、何とでもなるのかも。そして服装はなんかアシンメトリーの白と黒の服を着てる。スカートではなく、ズボンだ。露出は極端にすくない。まあ求めてもないからいいけどさ。普通に、それこそ黙っててれば、普通にナンパされそうではあるけど……まあちょっと服装とか敵に二の足踏まれるかも知れないけど、一応顔は美女だ。

 でもなんか僕にはメリッサが生理的に……ね。いや、苦手意識が既に植え付けられてる感じだ。だから美女が頬を膨らませてるなんていうシチュエーションでもなんか背中ゾクゾクするだけで、ドキドキはしない。


(あの気持ち悪い顔を見るくらいなら……)


 そんな思いで僕はもう一度門に触れた。今度はもっと慎重に行こう。触れる位なら、時々別のプレイヤーや、NPCだってやってるんだし大丈夫なはずだ。とりあえず表層から一歩も出ずにコードだけをみてみる。


(やっぱりだけど、大まかは一緒みたいだな。細部は違うけど)


 大体ここから見える所にはそこまで違いって奴は見られない。まあ同じ門として繋がってるんだから、全く違う物のな訳はないっては思ってた。本当ならここから更に奥を見る為に身を乗り出していくんだけど……怪しいコードがある。コード自体をスキャンしてる様なコードだ。それのせいか、コードは波打つ様に光ってる様に僕には見えてた。多分実際には光っては無いと思うけど、わかり安くみせてくれてるんだろう。多分下手にコードを弄ろう物なら……再びあれがバチってくるんだ。

 しかもさっきはその程度だったが、何度もコード自体に攻撃を受けてるって判断されたら、もっと重い反撃が来てもおかしくないんだよね。実際ちょっとHPが減ったわけだけど、それってプレイヤーにはそれほどの警告にはなり得ないよな。

 実際痛みはあるが、本当に死ぬわけじゃないし、デスペナルティくらいじゃね……コードなんていうゲームを構成してる物を弄ろうとしてる奴にはこのくらいのリスク覚悟でアタックしそうだ。僕だけど。いや、僕はLROというゲームを弄ろうなんてはおもって無い。祝福って実際ハッカーみたいな事が出来る訳で、やろうと思えば、色々と改変できる。勿論ゲーム側もそこまで許してる訳ない。

 

(とりあえずこの防御が運営側か、それとも日鞠の細工なのかを見極めないとな)


 運営側の用意した処置なら、僕は流石に手を引くよ。流石にそれは祝福を得てても違反高位だろうからだ。でももしもこれが日鞠の細工なら……なんとかやってみるのもいいかもしれない。出来たらだけどね。僕はコードに意識を集中する。

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