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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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1352 校内三分の計編 12

 はっきり言って最初の都市から出た場所にいる敵なんて雑魚である。最初は武器を、フラングランを使って生け捕ろうとしたんだけど、なんか一撃で死に絶えるから、しょうが無いから素手でやることにした。よくよく考えたら早く動けるんだから、パンチの威力だって高いはずだよね。その速さで剣を振るってるんだから、オーバーキルになるのも納得である。人の国の周りには角の生えたウサギや、穏やかそうな羊みたいなのがいる。後はどこにでも定番のオオカミ型。こいつら本当にどこにでいるよね。まあアルテミナスの方にいるのとは色違ってるけど。水増しか? 


 LROは基本そういうのあんまり無いけど……きっと気候とか環境とかで溶け合う色が違うから~みたいな理由があるんだろう。僕はとりあえずオオカミを数匹ボコってみた。いや、最初はホーンラビットとか羊とかが良いかなって思ったけど、なんか拳で殴ってると生々しくてね。切り捨てるだけなら、一瞬じゃん? でも殴るのは流石に一発じゃね。いや、全力ならここら辺の敵は拳でも一撃でいける。スピードを乗せて全力の拳――これで文字通りのワンパンである。でもそれは目的ではない。


 力をどれくらいセーブし上手くモンスターを気絶させるか……てか気絶って出来るの? とか思ったが、問題なくできた。勿論上手く狙う必要はある。よく漫画とかである首筋をトンッてやるあれ。あれを試して見た。だって流石にウサギや羊を殴りまくると精神に来るからね。モンスターと行っても可愛い奴はいるのである。めっちゃ、それこそ超凶暴そうになってるのならまだしも、そんな超凶暴そうなモンスターは流石に都市の近くにはいないわけで……なのでトンッ――である。


 けど結論から言うと、それは無理だった。普通に地面に倒れるだけでその後攻撃してくる。脳震盪の一つも起こしてない。一応首辺りを狙ってるんだけどね。それから色々と、それこそメリッサの奴に『まだですか~?』『愚図は嫌いですよ~』とか文句言われながらも、僕はオオカミを数体生け捕りに出来た。


「生け捕り用の道具くらい持ってないんですか? クエストで生け捕る奴もあるでしょう」

「やったことないし……」

「はあー」


 めっちゃこめかみピクピクする。てかそれなら道具屋とかに寄って用意しようよ。そんなのあるって知ってるんならさ! 罠とかは……それこそトラバサミとかあるのは知ってる。確かにあれで生け捕りは出来るね。クエストでも確かに考えて見れば、あり得そうではある。何が目的かはわからないが……じゃあ何だったの僕のこの苦労は? めっちゃ頑張ったぞ。まあ途中でなんか楽しくなったけどさ。


 結局の所、風を使って見た。雷でもいけるとは思うんだけど、やっぱり僕は風の方が制御が出来る。細かいところまでは雷はまだまだなのだ。ある程度拳で弱らせたところで、頭に触れて風で脳を直接揺らす。それによって敵を気絶させることが出来る様になった。新しい技を開発してしまったよ。とりあえず僕達は生け捕ったオオカミ数体を袋に入れる。流石にこのまま都市に入るわけにはいかないからね。


 そしてエリアに繋がってる扉の前に来て、とりあえず放り投げてみた。

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