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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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1348 校内三分の計編 8

「はあ……」


 瀬戸内海の夜の海を眺めながら、僕はため息をついていた。別段旅行で四国に来た……とかでは別にない。ここはLRO内のローレの奴のエリアだ。『瀬戸内助け隊』だったっけ? たしかそんなローレにしては似つかわしくない名前だった筈。まだ僕はこのチームにいた。一体どうすれば、抜けられるのか……実際、ローレにも話したんだよね。でも――


「は? 抜けたいなら、払う物払いなさいよ」


 ――とかヤクザみたいな事を言われた。あの野郎……僕の事を骨の髄までしゃぶりつくして捨てる気だろ。まあ実際、脱退はプレイヤーの自由意志で出来る。リーダーに許可がいる……なんてのは心の問題なわけで、システム的にはそんな許可はいらない。だからかもな……苦十の奴が簡単に抜けろなんて言ったのは。あいつは人の心って奴が分かってない。入るにはリーダーの許可か、それに付随した建言した奴の許可が必要なんだけど、抜けるのは自由。でもやっぱりそこら辺はチームでまちまちだ。どうやらローレのチームは他の人達に聞いても、なんかローレに弱みがあるみたいだった。

 あいつは信頼感……とかでチームをまとめてる訳ではないようだ。いや、どうなんだろう? 信頼がないわけではないような気もするが……そもそもがここのチームって謎なんだよね。そもそもがこのエリアにあんまり人いない。なんかローレが必要な時に呼んでる――みたいな? 実際ローレがこだわって作ったこのエリアには人がいないのだ。四国をまるごと再現したようなエリアだが、随分と寂しい。綺麗だけどね。こうやって海を眺めて黄昏れるには言い。何せ誰も居ないからね。


 流石にここまで作るのは大変だろう。実際、僕ってどうやってエリアを作るのかよく知らない。ほぼ触ってないからね。でもこれだけ作り込んでるのに、誰も居ないのは寂しいと感じないのだろうか? あんまり他のエリアなんてしらないが、これだけ広大で作り込まれてると、逆に誰も居ないととても作り物感がある気がする。落ち着けるけどね。テア・レス・テレスのエリアなんてここよりも凄く広いが、今やどこに行ってもプレイヤーがいて、そしてNPCとかが村とか作ってるからね。


 まあそれでも落ち着ける場所はあるとは思う。でもこの前敵対した所だからね。今は行きづらい。とりあえず今はLROとここを往復してる。


「ぷはっ!」


 なんか砂浜で海を見つめていたら、海から誰かが上がってきた。その子は競泳水着のような物をきて、水泳帽子にゴーグルもつけていた。体は普通だ。大きくも小さくもない胸に、それなりの括れ、だらしなくはないが、完璧とも言えないプロポーション。狙ってるとしたらなかなか恐ろしい奴である。そいつは海から上がってこっちに向かってきてる。ゴーグルを取って帽子を取ってどうやってその紙の量が収まってたのか不思議な位の髪が広がる。彼女はウインドウを操作して風を起こしてこっちに来る間に体を乾かしてる。そして脚に靴とソックスが、下半身と腕にグローブとスカートが。上半身には胸板をつけた軽装な装備をつけた。そして髪は後ろでまとめてそして僕の前に堂々と立った。


「行くわよ」

「はい?」

「ローレ様がお望みなの。このエリアにNPCをね」


 そう言って彼女は僕の頭に触れてそのまま強制的にこのエリアからはじき出しやがった。僕は強制的にLROの方に連れられていく。

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