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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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 春休み――と言っても大学はそもそもが休みが長い。だから私の場合はここ最近はずっと休みでそろそろ学校が始まろうかという時期です。高い学費を払ってるのに、学校に行く回数は義務教育よりも減っている……おかしな事です。まあ別に私が学費とか払ってるわけじゃないですけど……それに私の家は世間一般でいう裕福な家庭に含まれるでしょう。何せ生まれてこの方、お金に困ったなんて記憶は無いですからね。


 それに毎年誕生日には貰いきれないくらいのプレゼントが家族や友人……はては父の経営してる会社の付き合いのある人ととかからも届いたりします。それはきっと父へのおべっかなんでしょうね。それにクリスマスも同じようなものですし、一年に数回は海外に行って数週間は滞在するのが普通です。その為に家では世界各地に別荘があります。事業も世界中でやってるので上の兄の何人かは既に海外だったりしますね。

 

 私もそろそろ将来って奴を考えないといけない時期です。まあまだ大学期間はあります。でも何かいいなーっていう将来像ってそろそろ必要じゃないですか? 実際は親の会社には入れるし、最悪どうにでも成ります。家族も私の溺愛してるから、下手に外には出したくないようですからね。私の彼氏……秋君の事を本当は快くおもって無いし。まあ態度に出てますけど……秋君は頑張ってくれてるけど、私は私の家族に秋君の人生を縛らせたくはない。

 そうなると、家族と離れて……って事も視野に入れないといけないわけで……するとこれまでのようにただ大学生活をエンジョイしてるわけにも行かない。


「えーと」


 最近、実は興味があることがある。私は大学の図書館に来てる。そこでIT関連の本を色々と物色してた。でもはっきり言って何を読めば良いのかさえ……


「プログラミング言語っていってもいっぱいだし……VRはあるにはあるけど……中身まで書いてあるのはすくないなぁ」


 まあ中身があっても私の今のレベルでは理解なんて出来ないだろうけどね。そう私は今、IT関連に興味がある。きっかけは勿論LROである。私は愛されて育って来た。欲しいものはなんでも直ぐに買い与えられたし、過保護な家族のおかげで寂しさなんてのも無縁だった。それに私は基本優秀でそんなに勉強を頑張らなくても、常に学力では上の方に入れたし、人生で感動した事って実はそんなに多くない。


 小さいときから世界中の色んな場所に行った弊害も。確かに子供の頃は行くところ行くところ全てに感動してた。でもどんどんとそれが積み重なっていくと、次第に感動も薄れていく。それはもうどうしようも無いことだ。欲しいものは何でも手に入るし、新しい物にもそこまで興味は無くなって、ブランドにも私は関心無い。私は最初からどんどんと人生の経験を積んでしまったせいで、今この年で人生をやりきったと思ってるくらいの人間になってしまってる。


 そんな私に新しい感動をくれたのがLRO。だから必然、その技術とかに興味が湧くのは普通の事だと思う。今まではただ楽しんでいたLROというゲーム。けど春休みとか、いや実はもっと前等、私のLROを見る視線は変わっていたのだ。でもね……


「全くもって何もわからないよ」


 とりあえず既存の言語は一通り独学でやってるけど……まだまだ私のレベルが浅いのか……それともこれまでの技術とは全く違うのか……LROの一欠片さえも私は何も分からない。私はなかなかに行き詰まり中だった。エリアバトルの方と一緒だね。

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