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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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 王タクと男色艦隊の二人の攻撃が会長へと炸裂する。流石にこれはやったんでは? そこらの有象無象の攻撃じゃない。本物の強者による攻撃だ。しかもただの普通の攻撃でもない。それぞれか隠してる力を使っての攻撃。ようは切り札……とっておきって奴だよ。


 これが通用しないなんて事はないだろう。でも会著は三人の攻撃で起きた白い爆煙の中から出てきた。


「みんな、ありがとう!!」


 会長はそんな事を言ってる。多分、今のも他のテア・レス・テレスの奴らが出張って身代わりになったんじゃないだろうか? まあどうやって一瞬で移動してるのか謎だけどね。今やさっきまで私達が戦ってたステージはない。


(ない?)


 ふと思った。私は自分たちの頭上を見る。ここは大空だ。所々にステージの名残の足場があるが、それも今やかなり上に残ってるから私達が利用する事は出来ない。空は青く、スオウとエアリーロの風が吹き荒れてるが、ここよりももっと上にはその風はなくて、青と光の世界が広がってる。


 肉眼では見えない。でもあのステージは元々が透明だった。私は会長に向けてる魔法の一部を上へと向けた。会長を追う魔法と、上空に向かう魔法で別れたから、味方は私がノーコンだと思ったかもしれない。でもなんか気になった。全部向けないのは、完全に私の攻撃がやんだら、会長に感づかれるし、なにかやってくるかもしれないからね。


 会長の事は今も王タクと男色艦隊の二人が追ってる。王タクの奴はなんかめっちゃかっこいい機械のユニットを背後につけてる。輝いてる正体はあれらしい。どうやら飛行能力も手に入れてるね。でもt男色艦隊の二人は流石にそんなのない。ない筈だけど、空中を走ってる偽リルフィンに乗ってる快調に追いすがってるんだからおがしい。どうやら男色艦隊の二人は、互いの技を上手くぶつけたり、攻撃の動作とかを使って互いに互いに空中を進んでるみたい。


 あいつら絶対に出来てるでしょ。男色艦隊って名前でそんな味方するプレイヤーは結構いる。まあけど、確証とかないし、なんとなくの噂でしかないんだけど……


「アレはあるな」


 私は結論づけた。てか私の攻撃はなんか上へやったのは途中で消えた。


(どういう事?)


 私は意識を集中して魔法を探す。なんか消えたけど、消えた感じはなかったんだよね。もっと正確に言うと見えなく成ったみたいな? だから私は集中して放った魔法を探した。


 魔王はホーミングする奴とかあるけど、皆気付いてないだけで、実はかなり集中すればどんな魔法でも操れるのだ。まあ割にあわないんだけどね。それによくあるように、やっぱり強い魔法ほど、制御は難しくなるしね。


 けど私は別格である。誰よりも魔法に精通してる自信がある。そして見つけた。私の魔法はまだある。とりあえず会長に放ったのは適当なところで爆発でもさせて、そっちに集中した。


(見えなく成った魔法……見せたくない物。きっと何かある!!)


 私は自身の魔法を通して、その周囲を探る。

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