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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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 私の魔法が会長へと向かう。けどそれを阻む様にテア・レス・テレスの一人が犠牲になった。いや、一人が犠牲になればどうにかなるなんて程度の物量ではなかったんだけどね。私は超高速詠唱とメノウの時魔法を組み合わせて、不規則に大量の魔法を放ってる。それはもう、弾幕だ。そしてそこに属性の偏りもない。私は別に呼び出した精霊の属性の魔法しか使えない訳じゃない。寧ろ私は、契約してる精霊の属性の魔法全て使える。


 まあこのゲームに覚えられない属性の魔法なんて無いんだけどね。適正……とかがあるゲームもあるが、LROにはそんなのない。LROの魔法の味噌と肝は詠唱だから、詠唱さえできればどんな魔法でも使えるというのが、このゲームの理論というか考え方だ。


 そして時間と口を操って、私は常人には不可能な速さで魔法を組み立てる事が出来る。そしてそれだけじゃない裏技だって……それなのに、当たらない会長は流石だよ。

 今の死んだテア・レス・テレスの奴、何か直前にやってた。ふと思う事がある。


(今、私の攻撃で死んだの?)


 その疑いがなんとなくだけどあるような……引っかかるような……でも端から見たら、私の魔法を会長の代わりに引き受けて散った様にしかみえない。あのテア・レス・テレスの奴が出てきた瞬間、私がはなってた魔法が奴に向かった。


 まあ魔法を誘導する方法はいくつかある。でも私の魔法を……あれだけの数を誘導する方法なんてまずない。まあ会長のコード改変ならなんでもできそうだからね。あるのかも知れないが、私はどんな物にも、ただ万能な力なんてないと思ってる。

 じゃないと、パランスが崩れるじゃん。バランス崩しなんていうアイテムがあった時点で、このゲームにバランスという概念があるのか謎だけど、ただメリットしかない事なんてない。


 バランス崩しだって、やっかいな立場がついて来てたからね。人によっては王とかの立場は嬉しいだろうけど、良い事ばかりではなかったのは確かだよ。だから会長のコードの改変にだってなにかのリスクはあるはずだ。出来ない事はあると思う。だから何だってできるって決めつけるのは……ね。


 私は……私の力に絶対の自信を持ってる。それは力の大きさとか、そんなのだけじゃない。それは精霊達と繋いだ絆があるからだ。私は人間は信用してないが精霊は信頼してる。契約した精霊は私を裏切る事は絶対にないからだ。


 会長が乗ってる偽リルフィンに追いつく何かがみえる。それはなんか凄く輝く王タクと、そして男色艦隊ののおじさんとイケメンである。イケメンはいつもの聖剣を輝かせてる。おじさんはなんか上半身裸でその筋肉に赤い入れ墨のような物が浮かんでる。彼等は二つの方向から会長へとぶつかった。

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