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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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 たくさんの人たちがめっちゃ夢中で戦ってる……と思われがちだが、実はまだ最前線くらいしか戦闘になってないデス。今の私はふわっとしたピンク髪に寸胴な体。制服の様なユニフォームに身を包み、手にはグローブをはめてるデス。そして前には三人の仲間がいる。


「だ、大丈夫だからねチルチル。僕たちが守ってあげる!」

「ああ、任せておいてくれ!」

「テア・レス・テレスがなんぼのもんだよ! ――だよ」


 皆かなりのイケメンにカワイイ顔をしてる三人である。ちなみに『チルチル』がここでの私の名前デス。別に深い意味なんてないデス。おばあさん達の所に時々やってくるふてぶてしい猫がそう呼ばれてたからそれにしただけ。

 外見はかなりこだわったんですけどね。名前はどうでもよかったというか……まあここはゲームの中ですし、結構変な名前は多いからそこまで気にする事もなさそうでした。だってこの三人も別にそこは気にしてないし。これでリアルでもチルチルなんて名前だと引かれるんだろうけど……


 まあきっとこの三人とリアルで会うなんて事はないから大丈夫デスね。三人は私を守ると言いながら、ちょっと震えてる。彼らは別段初心者じゃないデス。前のLROからやってるそれなりのプレイヤーデス。彼らと出会えたのは僥倖でした。


 私達の組織は、何人もLROに入り込んでる訳ですけど、ここでも接触は最小限です。せいぜい連絡を取り合える様にしてる程度で、直接の接触はしないようにしてるデス。やっぱり直接会うのはリスク高いですからね。どこで誰に見られてるか、わからないじゃないデスか。


 だから私達は仲間がどんな姿をこっちでしてるのかさえ知らなかったりします。だからこの三人が都合よ――大変助かりましたデスはい。


 二百人必要だったからか、この戦いに参加するのは案外楽だったデス。仲間から送られてきた時間に、指定場所に行って、送られてきたコードを見せると、とんとん拍子で参加できました。多分こちらの仲間が今回参加してるチームの主要メンバーにでもいるんじゃないでしょうか?

 それか相当数の賄賂を贈ったか。けど内の組織もケチですからね。果たしてそんなのに大金を使うか……仲間が頑張って上層部に入り込んでる説が有力だと私は思ってるデス。


ドーナツ状のこのエリア。それぞれ左右の端でぶつかってますが、こっちが押してるおかげで、真ん中くらいにいる私は暇です。流石に最初にあんなおかしなものを出されて周囲が爆散していったのは驚きましたけど、直ぐにスオウが叩いてくれたおかげで、こちらにとっての致命傷にはならなかったみたいです。


 あのままだと私も爆散してたかもしれないから助かりました。そして今、彼は風の鎧をまとって風の精霊と思わしき獣と共に空にいます。


「わお……」


 その光景は思わず見とれる程に綺麗デス。この場所で戦ってる誰よりも優雅に見えます。そして感じます。確かに彼は他とは違う……と。

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