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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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「レディースアアアアアアンドジェントルメンの皆皆さあああああま! お待たせいたしました!! 今日、この日に、長く続いたエリアバトルの決着がつきます!! 果たして勝者は王者として君臨してるチーム『テア・レス・テレス』か!? 

 それともチーム『混成連合』か!! 下馬評では圧倒的にテア・レス・テレスが優勢とみられておりますが、下剋上は起きるのかああああああああ!! この戦いの行末を見る準備は整ってますかあああああ!?


 それでは、行きましょう。エリアバトルううううううううううううううううう、レディイイイイイイイイイイイイイイイイゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」



 うっさい司会進行役の人の声とともに僕たちは最後のエリアバトルの場所へと飛ばされた。そしてそこについた時、僕たちは驚愕したよ。こんなのってあり? って感じでね。


「ここは……」

「まさか……こう来るか」

「おいおい、嘘だろ?」


 周囲からそんな声が聞こえる。けどそれも無理はない。なにせ今回のエリアバトルの会場はとても特殊だったんだ。二百人対二百人――総勢四百人が降り立つわけだから、そのエリアは広いことが普通だろう。てかこれまではそれなりの広さがあるエリアに送られてた。


 でも……今回はどうだ? パッと見ただけで、相手側が丸見えだ。なぜならここは空だから。そして足元は透明な板がドーナツ状にあるみたいだった。つまり、このドーナツ状の板の上が、今回のエリアでバトル範囲。隠れる所なんて皆無……そして必然的にぶつかるしかない場所だ。逃げることも隠れる事も許されないそんなエリア。


「かなり特殊なエリアね。もしかしたら、奴ら玉の特典でここ選んだんじゃない?」


 なんか手をつないでるローレの奴がそんな事を言ってくる。勝手に手をつなぐのやめてくれないかな? 一応この戦闘も中継してあるんだぞ。僕が小学校高学年から中学生に上がりたてくらいの女子と手を繋いでるの全世界にみられるじゃん。


 お前はいいよ。どうせ、リアルとは容姿が違うだろうしさ。けど僕は一緒なんだよ。リアルでもここでも同じ顔晒してる訳。僕だけしか不利益こうむるって不公平だからな。けど離そうとしても離れやがらないんだなこいつ……


「手は離さない方がいいと思うわよ?」

「はあ?」


 何言ってんだこいつ? とか思ってると、更に『は?』となる光景が訪れる。テア・レス・テレスの面々の上に何やら時空が歪んでるかの様な穴が出現した。そしてそこに何かがみえる。そして次の瞬間、近くにいた一人に刺さる。それは槍のようだった。青い、クリスタルのような槍だ。


 それがこちらの一人を貫いてる。そして次の瞬間、小規模な爆発をしてそのプレイヤーを滅した。


「障壁を張れ! 迎撃できる奴らは迎撃だ!!」


 おっさんがどこからか、そんな風に声を張り上げる。けど遅い。これじゃあ、一気に勝負がつくぞ。何だあれ? スキルじゃない? あれも玉の特典か? 日鞠の奴……いや会長か……容赦なさすぎる。


「このままじゃおしまいね。こっちも見せつけるわよ」

「珍しくやる気だな。けど、流石にこんなしょっぱなから終われないからな!!」


 繋げたローレの手から、力が流れてくる。この力……そういう事ね。いや、確かにあれをつぶすにはこれしかないが……混乱する味方を置き去りに、僕とローレは飛び出す。ドーナツの穴の部分を一気に飛び越える。


「オリジン」


 僕は穴の中央らへんでフラングランを投げた。そしてその刃は、歪にゆがんだ空間さえも切り裂いてテア・レス・テレスの特典を破壊する。


「エアリーロ、全ての風の支配者よここに!!」


 僕とローレを乗せてエアリーロがこの場に召喚される。

修正しました。最終戦は今までの倍の人数と言ってたので。

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