表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
1183/2706

1183

「ふう……」


 私はそういって一息つく。全くなんでゴブリンはああも数ばかり多いのか。おかげでちょっと疲れてしまった。


(やっぱりLROのゴブリンも女を襲ったら、あんな事やこんな事を……)


 とか考えながら戦ってたから、体が熱い。まあエロ漫画とかにあるような習性があるなんて聞いた事なんだけどね。でもそれはプレイヤーだからってのはあると思う。実はNPCにはそれなりの害獣と認識されてるし『ゴブリンにつれてかれるぞー』なんて脅し文句もある。

 

(女をさらって種馬にするって話は実はあるんだよね)


 プレイヤーは比較的簡単にゴブリンなんて倒せてしまう。だから恐れる必要なんてないんだよね。そもそもプレイヤーの場合は危なくなったらログアウトでもすればいいわけだし……襲われる心配なんてする必要がない。けど……


(もしも襲われたら何かありそうな?)


 お兄ちゃんは実は凌辱系もイケたみたいだし……


「まあ流石に、やる気はないけどね」


 私はまだ一回もしたことないんだ。私は自分を美少女だって自覚してる。しかもかなり美少女だってね。ここには美少女なんてあふれてるが、それでも作り上げてる美少女に負けないくらいの美少女だと私は自負してる。むしろ私の自信は、この一点にしかないもん。


 頭では摂理に勝てるわけなく、あざとさではクリスの足元にも及ばないってわかってる。けどこの容姿だけは自信ある。体だって……悪くない。ずっと眠ってたからちょっとムニムニだが、別にデブってるわけじゃない。寧ろなんか私は柔らかすぎるって言われるくらいだ。


 絶対に抱き心地最高だよ。だからこそ、最初をゴブリンなんかにやる気はないんだけどね。興味はある……けど、それをゴブリンにはやれないよ。そもそもゴブリン程度にはあんまり期待できないしね。お兄ちゃんも流石にゴブリンに抱かれて良いスキルくれな……いかな~? 


 結構お兄ちゃんもひねくれてるから……一概に否定はできないかもしれない。


「どうした? ちょっと顔赤いぞ」

「ひゃあ!?」


 いきなりマイオさんが私の額を触ってきた。なんて自然な動作。私派いきなりの感触にびっくりしちゃったよ。


「変な声出すな。周りが見てるだろうが」

「それならいきなり女の子に触れるなんてことはしないでください」


 この人、そこらへんちょっとガードが甘いというか、緩いというか……多分他の兵士の人達と一緒の感じで扱ってくれてるんだろうけど、異性と同性じゃ違うからね。見方が変わっちゃうんだよ……多分。私もそこら辺には疎いんだけど……こうやってマイオさんが自然と私に触れたりするから誤解が広がってくんだよ。


 街の中でも、なんかそんな誤解してる人達いるからね。だってただ買い物してるときでさえ「今日は領主様とご一緒じゃないのねぇ」とか言われるからね。


「ん? 女? ああ、いや、そうだな、悪かった。ちょっと心配だっただけだ」


 いま、私の事女の子だって忘れてた? 信じれない……だって私美少女だよ? 意識せずにいられないほどの美少女だよ? これは自惚れではなく、事実だ。だって学校の男子たちはそうだし。そんな私の性別を忘れるって……この人……ゲイ? 私はそんな疑惑をマイオさんに持った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ