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命改変プログラム  作者: 上松
第二章 世界に愛された娘
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「本当に貴様なら道を示せるのか?」


 男か女か分からない奴がそういう。うーんアイツを見てるとなんか脳が混乱するな……あんまり視界に居れない様にした方がいいかもしれない。


「そう思ったから私に頼って来たんじゃないの?」


 僕が適当な事を考えてると、ローレとその他の奴らでバチバチと火花を散らしてる。実際、ローレに頼りにこいつらは来たんだし、間違ってないよな。自分たちでどうにか出来るなら、外に頼ることなんかしないだろう。なにせここに集まってる奴らのチームは強大だ。


 人数だってめっちゃいる。そこから知恵をしぼればいいんだ。けど、そうじゃなく、ローレに頼ってる。まあ既にチーム内で知恵を絞ったのかもしれないが……そこらへんをたしかめる術は僕にはない。


「はっはっはっは!」


 いきなりそんな豪快な笑い声を出すのはやっぱりおっさんだ。男色艦隊を率いる豪快なおっさんはそういって笑った後に真剣な顔してこういった。


「なあ、片意地張ってる場合じゃないだろ? こいつがこんな奴なんてわかりきってた事だ。そこにいちいち目くじら立てててどうするよ? 俺たちには余裕なんてないんだぜ? このままだとテア・レス・テレスに為す術もなく敗れたチームで、それを率いた無能が俺達だ」


 自分で言ってて苦しくなるような事をおっさんは言ってる。けど本当に為す術がない……とはおもわないけどね。だって大手チームにはそれなり得る理由があるだろう。確かに戦闘系じゃなく、生産系とかの大手チームもある。


 けどここに集まってるのはそれなりに戦闘できる集団の筈だ。多分バックアップに大手生産系とかのチームを巻き込んでるはず。やっぱり百人分のアイテムを用意するのとか、大変だからな。


「貴様こそ余裕を見せるじゃない。貴様の役目は会長を打ち取る事だろうが! それを何、そこの奴に譲ってる。男色艦隊は切り込み部隊だろうが。もっとテア・レス・テレスを攪乱しろ。出ないと色々と仕込めないんだぞ!」


 中性的なその人は、男色艦隊の働きにも不満があるようだ。でもそれも散々僕達が来る前から言ってる事のようだ。


「それは済まねえよ。やっぱりテア・レス・テレスの統率は見事なもんだ。それはお前だってわかってるだろう。俺達が思い描いてた事を悉く潰して来るのが奴らテア・レス・テレスなんだからな。それを打ち破るためのこいつらだろう」


 そういっておっさんはローレと、そして僕をみる。え? 何? 僕も勘定に入ってるの? ハッキリ言って僕的には既にこのバトルに思い入れなんてないんですが? だって僕が頑張ってたのは会長を――日鞠をLROから助けだすためだ。


 その目的は既に達してる。なら僕が参加する理由ってないんだよね。けど、おっさんはノリノリで僕たちの事をこういって売り込むよ。


「ローレは俺達とは違って以前の、いやそれ以上の力を既に取り戻してる。そういう奴だ。わかるだろお前ら。こいつの底知れなさは以前よりも増してる。そしてスオウ。こいつは最初のバトルで会長を打ち取ってる。他の誰でも、俺でもない、こいつにはこいつにしか出来ない事がある。


 わかってるだろう? いらん確執なんてプライドと共に埋めちまえ。俺達は崖っぷちなんだからお願いしようぜ」


 そういって頭を下げるのかと思ったが、おっさんは「やろうぜ!」といって手を差し出してきた。熱い……この人暑いよ! 知ってたけど。けどまあおっさんらしくはある。この人のこういう所は嫌いじゃない。けどそれだけで決めれる様な事でもないんだよね。


 僕は他のチームリーダー達の様子を伺うよ。

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