第13話 シェリーさんへ
さきかが修の本性を暴いてから、数ヶ月経ってシェリーのもとに手紙が届いた。
『 シェリーさん へ
シェリーさん。お元気でしょうか。私と子供は、元気に過ごしています。
返信が遅くなり申し訳ありません。私は、あの手紙の後に色んな人に助けられて、シングルマザーになりました。
シェリーさんが、関わりたくない人たちの名前がこれからお伝えすることで、つらくなりましたら申し訳ありません。
元夫である修くんとその両親が、私が思っていた人たちでないことが分かりました。
簡単な時系列と、もしかしたらシェリーさんが知っていることもお伝えになると思います。たくさんの関係者に、聞いたことをもとに手紙を書いてます。
はじめに、修くんが高校の時の事故は、彼が危険な自転車の運転によるものが原因でした。
彼はスマホを見ながら、イヤホンで音楽を聞いて自転車に乗っていたそうです。
事故がきっかけで、彼は自己防衛のために自分に良いようにしか考えれなくなったようです。
この事故の時に、近くに来光夏さんがいました。来光夏さんは事故を目の前で起きてしまい、ショックでなかなか見舞い行くことができなかったそうです。
来光夏さんは、目撃したショックと修くんに事故のことを話すなと、彼の両親に圧力がありとても苦しかったそうです。
修くんの両親は、彼が事故の後遺症で前後の記憶がないのをいいことに、何度も来光夏さんや周りの人やマスコミに言わないように圧力をかけました。息子の過ちを多くの人知ってしまうと、どんな教育をしたんだと言われるのが怖かったんだと思います。
修くんの両親にとっては、大事な一人息子で数ヶ月の間に生死と隣合わせで眠っていたのに真実を知ることで、彼の心まで壊すことを恐れたそうです。
事故の衝撃で、身につけたスマホやイヤホンは少し離れたところに落ちていたので、事故と直接的には関係ないと警察には言ったそうです。
だから、息子が危険な自転車の走行をしていないと証言しました
両親は事故を起こした車のカーナビに映像があっても、息子は悪くない言っていたそうです。
たとえ、修くんが悪かったとしても、運転手が息子を轢いて生死を彷徨うことになったのが一番悪いんだと言い続けたそうです。
修くんには、事故の真相を恐らく今でも隠されてるようです。
事故の後遺症で、脳に何かあったのかもしれませんが。そんなのは、こちらが知ったことないです。
修くんは、来光夏さんが救急車を呼んだことを親に聞かされていたので、彼女のことをより信用し過ぎたようです。
そして、来光夏さんは彼の両親からのストレスのはけ口に、シェリーさんを利用をしました。
シェリーさんに向けての妬みも元々あったようです。
彼女がした行為は、理由があったとしても絶対に許されることではありません。
シェリーさんが、いなくなってからの来光夏さんの気持ちの矛先は修くんに向けられました。
修くんは、シェリーさんに対してしたことが悪だと気づいて、善の行動をしたそうです。
でも、来光夏さんは修くんに人生を狂わせたと嫌がらせをしてしまい孤独になりました。
現在の来光夏さんは、当時の担任と話したりカウンセリングに通ったりして、自分の気持ちや行為を反省してる日々を送ってます。
来光夏さんは、「私は、今度こそ悪にはなりたくないから」といって、初対面の私にたくさんの知恵と修くんたちと戦える勇気と優しさをくれました。
シェリーさんからの手紙がきっかけで、来光夏の行動で今の私と子供は幸せです。
修くんとの離婚は、揉めて裁判の手前になりましたが、親権は私になりました。
もし、このまま離婚しなかったら、後悔をしていたと思います。
シェリーさん、「変化するボール」の絵本が私の人生を豊かにする絵本になりました。
ありがとうございました。これからも、応援をしております。
さきか』
読んでいただきありがとうございました。




