1、転生
どうも、初投稿侍です。
稚拙な文章と語彙力ですが、がんばって続けていきたい所存であります。
修正、改稿が多々あると思いますが、どうか了承ください。
基本的に主人公TUEEEです。つまらなかったらすんまそ。
あと、不定期更新ですので更新スピードはめちゃ遅いっす。。
それでは、物語をお楽しみください!!
「やっぱり、大自然の中大の字になって寝転がるのはさいこうですなーー生きた心地するーーーー」
「ん?おっといけない!」
「まずは、自己紹介からですね。」
私は何にもない青空にむかって言った。
私、早瀬香奈(26歳)
東京でアパート一人暮らしの社会人でOL、良くありがちな一般人Aだとおもうわ。
具体的にはって?...○○会社の経理部よ...
はっきり言って、ハズレだったわね...
「『どうして、ここ(異世界)にいるの?。』って?」
「やば、なんか何もない空間のはずなのに声が聞こえてきたわ..私もうそんなにやばかったのかしら...」
「いいわ、話せば長くなるけど、しばらくの一人語りに付き合ってね」
私が求めているのは充実した生活だった。
当時の私は、朝早起きし、電車に揺られ働きに行き、残業をかまして夜家に帰り、力尽きるように寝る。
限られた休みは、普段の疲れからか出かける気力も沸かず、ただ部屋でテレビ見たり、友達と通話したり、ゲームしたりである。しかし、昔の彼女は、連休や祝日に釣り・キャンプ・行楽など、童心に返り無邪気に遊ぶことが実は好きだった。
私の理想は、大自然の中で何にも縛られない生活をすること。
大学を出て、会社でやりたいことがなく、そこそこの職につければ将来は安泰ね。と思っていたら。
実は、そこがブラックとも知らずに入社してしまったわ。
同期や先輩が辞めていき、上司から減点ばっかで、ガミガミ怒られる毎日だった。
疲れがどんどん溜まっていくなかである日、熱が出てしまい体調が悪かった。だけど、ブラックさんは許してくれるわけがなく、死にそうになりながら仕事した帰りの出来事だった。
「マジで、自由な生活を送らせてくれるのなら何でもしたのにな~...(1回目)なんでもだよ! .....(2回目)、なんでも.....(3回目)」
交差点で信号待ちしていると、突然強い風が吹いた。私の横を黄色い帽子が通り過ぎる。
そのとき、背後から「待って~」と子供の焦る声が聞こえた。
すると、子供は、赤信号にもかかわらず、歩道に飛び出した。
帽子を捕まえたと同時に、横からトラックが猛スピードで走ってきた。
「危ないッ!」
私は子供が危ないと思い。とっさに、子供を引き戻すためかけだした。
間一髪で子供を引き戻すことに成功したが、
「あ。」
私は、勢い余って子供と入れ替わるように立ってしまった。
そして、トラックが迫ってくるのを目の当たりにして「終わったな」と思った。
激突した瞬間――――
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―――――彼女は目を醒ました。
「あれ、ここは....」
そこは、小さな部屋でとても神秘的な空間であった。
『ようこそ、早瀬香奈さん。』
「????」
『私は女神エリーズ。』
『あなたは死んでしまったので、その魂をここに持ってきました。』
『今、貴方が話せるのは元の世界にある肉体を再現し、そこに魂を与えているからです。』
「やっぱり、私死んだのね。はぁ、まぁいいわ。で?天国?地獄?どっちよ。」
『いいえ、そのようなことではありません』
『貴方に転生の機会を与えに来ました』
「転..生..」
『そう、転生。どうですか?やり直してみますか?』
「そう急に言われてもね、別に特にないし、いいよといってしまうわ」
「けど、もし転生するとしても、またブラックに就くのはいやだなー...」
だけど私、このような展開は異世界に行くって読んだことがあるのだけれど、じ、実際どうなのかしら。
『ええ、貴方が疑問に思った通り転生先は〈異世界〉です。』
『ちなみに戻ることもできますが、その場合、元の体は原型を留めておらず。そのまま、死ぬでしょう。』
『転生を選択すれば、ここ(地球)ではない世界に生まれ変われます。』
うおおお、まじですか。ほへー
『さらに、その世界は魔法が使えますよ!剣も弓も存在しています!そう、いわゆるファンタジー世界ですね!』
『どうです?現実のしがらみから解放されて、新天地へ赴くのはかなりワクワクしませんか?』
「たしかに、魅力的ね。」
「元より帰る気などないわ!転生!させていただこうじゃないの!」
『お!やる気になってくれましたか。よかったよかった。』
『しかし、ちょっと事情がありまして...』
ん?
『この世界は文化レベルが他よりもかなり劣っており将来的には、滅んでしまうのです。そこで、貴方にスローライフを提供する代わりに、世界の成長を手助けしてほしいのです!』
『形は問いません。現代知識で無双しても、魔法や力で無双しても、貴方なりで結構ですよ!』
「ゑ、なにか仕事しないとだめ系ですか?」
『まぁまぁまぁ、そうおっしゃると思いまして、より楽になるように特典をさしあげましょう!』
『異世界で快適な生活かつ、無双したくないですか?』
「ええ、まぁ、そうね。」
「それで、特典って何かしら、ちょっとは働かせるんだから何かいいものなのでしょうね?」
『そうですね、好きな能力を得ることができますよ。』
『何がいいですか?‶何でも〞言ってみてください。』
「お?なんでも?」
『どうぞ遠慮なく』
異世界というのは実は憧れていたのよね、魔法使えるし、機械とかもなくて、ほんとに自然と一体化している世界、そこに行けれたらどんなに楽しいことなのだろうって。
さらにファンタジーだそうな。
じゃあ、やってみたいこと出し惜しみなく言っちゃおうかしら。
というわけでいろいろ言った。
1,強靱な肉体
2、病気に負けない
3、剣・魔法の才能に優れている
4、知的である
5、不老である
・
・
・
たくさん言ってたら、あきれたようなこえが聞こえて
『あ、あの~、そろそろいいですか~?何言ってるか整理が付かなくなってきて~アーコマッタナー』
「そうね、あれこれ言ってても尽きないわ。じゃあこうしましょう」
「世界を終わらせられる程の力をちょうだいな。」
『まってください、私は貴方に世界の助けを依頼したのです。勝手に終わらせるのはいけません。このわがままを押し通す場合、強制的に地球へ返します。』
「いやだなーただの誇張表現ですって、分かってますよ。」
それから、なんやかんやあり、特典を山ほどいただいた。
わざわざ世界崩壊の力を手に入れなくても、十分バランスブレイカーじみているぐらいには強くなっていた。
そうして出た最終結論は「‶つよつよ〞」にする。
女神ちゃんが転生準備を始めた。
これからどんな世界が待ってるんだろうなと思ったが、これだけの特典をもらって私は不安になり、相談した。
「女神様、お願いがあります。」
『エリーズでいいですよ。貴方は私の御使いでもあるので、距離は短い方がうれしいです!』
「じゃあ、エリちゃん。」
『いいですね!』
こほん、本題にもどそう
「ここでの記憶は消してもらえるとうれしいな。これほどの力を手にした状態でいくのは、逆に私は世界を滅ぼしかねないと思うから」
『良いですよ。』
『それじゃ、こちらもおまけして、ある映像を見せてあげましょう。覚えてるか覚えてないかは貴方次第ですがね!』
転生の準備が整い、足下に大きな魔方陣が形成されていた。
よし行くか、と思った私であったが。直前に一言
『最後に、貴方にこの腕輪を与えます。これは、助けるべき相手が時に反応し動作します。』
『その時がミッションの始まりですので宜しくお願いします!』
すかさず私も
「私なりに頑張ってみるね。エリちゃんは、私を異世界に導いてくれたもの。」
だんだん部屋を包む光が強くなり、どこかに飛ばされそうになる瞬間私は叫んだ。
「エリちゃん!私にとって貴方は!第二の!人生の!最初の!友達よ!見ていてちょうだい!きっと成し遂げてみせるわ!」
女神は驚いた顔をしたが、笑顔になった。
まぶしすぎるほどの光が、部屋全体を包んだ時に
私の意識は薄れて、ふわふわした空間へ落ちていった。
意識がもうろうとしている中、どこからか声が聞こえた。
『あなたは、新たな世界で、新たな生活を送るのです。
貴方の善行はきっと、報われるでしょう。
大丈夫、私が友達として見守ってるからね。
そして、女神からの使命を与えます。
皆の助けとなり、女神に代わって悪を裁きなさい。』
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――――異世界バルグレンジアへ転生した。
「ここは...」
ふと闇の中で、目覚めた。
一筋の光が見え、手を伸ばしたとき、周りの闇に亀裂が入り、ガラスのように砕け散る。
視界の先にあったのは、無機質な地下の部屋の中であった。
「どこよ...」
「なんかへんな夢でも見てた気がするわ~」
「とにかく出なきゃ」
建物らしき所から、重い石作りの扉を開けて地上に出る。
「うお、まぶしっ」
入り込んでくる光に眩しさを感じるが、だんだん目が慣れていき視界が開ける。
周囲を観察するに随分、年季の入った模様入りの柱や壁が並んでいる。
「おおおぉぉ」
ギリシャ古代の神殿であるかのようだった。
視界の奥には高く成長した木がいっぱいあることから森の中であることも分かる。
ここが、異世界であることに私は感動する。
「すごい、神秘的...」
建物を散策していると、ある場所にたどり着く。
丸部屋で中は吹き抜けになっている。
部屋の中心には祭壇が1つだけ設置してある。
その祭壇の上にザ・宝箱というような箱が置いてあって
「お?開けちゃっても良いのかなぁ?頂いちゃうよ~?」
興味を持った私はその祭壇に行き、宝箱の中身を開ける。
「それでは、ご開帳~♪」
そこにあったのは、
「おお!」
・ショルダーバッグ
・小金・大銀・小銀・大銅・小銅の硬貨らしき物10枚セット
・サバイバルナイフ
・真ん中に赤い宝石が入った腕輪
・伯爵方の塩
・カロリルメイト4本入り3箱
・手紙であった。
「すごい、ありがたいのがいっぱいあるね!」
手紙の中身は、
『ようこそバルグレンジアへ!奮発して、旅のスタートダッシュをサポートさせていただいちゃいました!せっかくの剣と魔法の世界だから、じゃんじゃんエンジョイしちゃってねー!でもでもちゃんと使命も果たすんだよー?腕輪の反応があったら合図だからねー。ヨロシクー!貴方のこれからの人生が豊かでありますように。by女神エリーズ』
私は、この世界は魔法が使えること、女神と友達になったこと、なんか助けまくらないといけないことを思いだした。
「そういえば、転生前になんか話してたような気したんだけど、何だっけ?救うんだったっけ?でも、友達になったし、きっとなんとかなるよね!」
そうして、彼女の第二の人生が始まるのだ
「よっっしゃ!もう死んだような生活を送らなくてもいい!ちょっとしか働かなくてもいい!サイコー!!異世界万歳!異世界万歳!」
「で、なにすればいいの?」
・・・・
「と、とりあえず、第一目標は、川をさがそう!文明はそこから始まるからね!」
「っていうか、どっちいけばいいのよ!?」
「じゃぁ、魔法から試していけばいいのでは?我ながら名案♪」
「とりあえず、ここから出ますか~」
神殿をぬけて、そこから広がる自然に、心が躍り、とりあえず寝転がる。私であった。
「以上が、ここに転生した理由よ」
「なによ、別にありがちでしょ?」
「『ブラック乙』?...ちょっと!言葉をつつしみなさいよ!てか、どっからその声がするのよ!出てきなさい!」
「でも、誰もいるわけないよね...あぁ、やっぱり私疲れてたんだ」
「とりあえず一旦寝ることにするわ~~」
「魔法は楽しそうだけど、後からでもいいよね~~~」
「これからどんな生活が待ってるんだろうな~楽しみだわ!」
ど、どうでしたでしょうか、、
まぁ、転生ものの始まりはテンプレみたいなものですよね。
不定期更新ですので更新スピードはめちゃ遅い(2回目)ため、何かやってんな程度で思ってくれてるといいかもしれません。
それでは次も、がんばるぞ!