まずは「こんにちは 世界」から始める
まずはじめに、今回はhello worldという基礎の基礎をやるのですが、意外とハードルが高いなと書いていて思いました、まあ気楽に行きましょう。
まずはテキストエディタなんですが……前回vimをインストールしましたがあれはパワーユーザ向けなのでMousepadというエディタを使います。
vimは使い方について書くと真面目に本が一冊じゃすまないくらい深く広いのでLinux沼に入りたい人は書籍をあたってみてくださいね。
まず仮想マシン左上のアイコンがWindowsで言うところのスタートボタンです。
そこを押したらメニューが出るので上の方にある検索ボックスにmousと入力しましょう。
Mousepadというエディタが見つかるのでクリックして開いてください。
Kali Linuxを使っている場合多分タイトルバーの下に「あなたはrootアカウントを使用しており……」と表示されますが仮想環境なら無視して構いません。
開いたら以下をコピペしてください、私は写経否定派なのでコピペでいいと思います。
#include <stdio.h>
int main(){
printf("hello world\n");
return 0;
}
これを保存するのですが、慣れている方なら保存フォルダを作ることをおすすめします。
Windowsのエクスプローラーに近いファイラがあるのでそれほど苦労はしないと思います。
わからないならデフォルトに保存しておいて慣れたら変更しましょう。
保存名はhello.cにしておきましょう、もちろん自分で名前をつけても構いませんがひらがなや漢字といった全角文字の仕様は避けておいたほうがいいです、後々面倒なので……
保存ができたらスーパーハカータイムです。
上の方のタスクバーに黒い四角がないですか? あ、Kali Linuxでやっているのを想定しています、kaliを知らないなら一話目を読んでくださいね(ダイマ
それを押すと……黒い画面が出てきます、何かの映画とかでハッカーがカチャカチャやってるような画面、わかりますかね……
左上の方にroot@kali:~#と一話目の環境を使用しているなら表示されています。
以下のコマンドを入力してください、そうそう、保存フォルダを変更したならそのフォルダに
cd 保存フォルダ
のコマンドで移動してください。cdはフォルダ移動コマンドです。
できましたかね? ではコンパイルをして機会に読める形式を出力しましょう。
gcc hello.c
と入力してください。hello.cは保存したファイル名に置き換えてください。
エンターを押すとメッセージが表示されず次の行が出ます、Linuxではエラーでなければ何も表示しないことが多いので慣れましょう。
次に
ls
を入力してください、ファイル一覧が表示されます。
そこにa.outというファイルがあることがわかります。
そう! これが実行ファイルです!
ではこれを実行してみましょう。
./a.out
「./」が頭についていますがこれはそのフォルダのファイルを実行するときに付けます。
本当は違うのですが、実行ファイルがあるフォルダで実行時につけるものと考えておいてください。
hello worldと表示されましたか? 表示されましたよね?
以上で最低限の実行は完了です。このhello.cファイルにも短い割に説明しようと思えばたくさんできるのですがまずは実行してみましょう、なにか目に見える成果がないと続けるのは辛いですからね。
以上hello worldを表示する、でした。
余談
「hello worldって何?」
これについてはCの教科書的なプログラミング言語Cという本ではじめに例示されたからそうすることが慣例になっている、というわけです。
世界に挨拶ってなんだよ? と思う方はコピペしたソースのhello world部分を書き換えてどう表示されるか試してみてくださいね!