スライムと瀕死
てことで現在建物の中から
外を覗いてます。
針葉樹と広葉樹がそれぞれ生えていることから
それほど極端な気候ではないのだろう。
辺り一面木ですね。
さて、外に出て自分の限界をしりたいのだが
異世界転生でお馴染みの魔物やモンスターと呼ばれる
生き物はいるのだろうか。
野生のウサギなどでレベルが上がると
貧弱としては嬉しいのだけど。
建物から様子を伺っていると
遠くに青いゲル状の何かが近づいてきた。
恐らく、いや確実にスライムだろう。
最弱もしくは厄介な魔物として創作物によく登場する
スライムだが、ここではどっちなのだろうか。
とりあえずスライムを蹴ってみる。
ぷるんとした感触が脚に伝わり、押し返される。
これで多少傷ついたりしない?
してないようです。
見た目じゃ分からないけど、すごく元気そう。
あれ?このスライム少し沈んでいる?
そう思った瞬間スライムが視界から消え
腹部に激痛が走った
「ガハッ」
え?なに?なにが起こったの?
「ステータスオープン」
◯宮島 雄大
種族 人間
レベル0
HP 3(1/3)
MP 1
器用度 1
敏捷度 1
筋力 1
生命力 1
知力 1
精神力 1
防護点0
技能
戦闘技能
持ち物
・キャラシートブック
選択(1/1)
☆ヴェルドラ(クールタイム残り13分)
あ、死ぬ直前じゃないですか
何が起きたのかというと
スライムが体当たりしてきただけのようです。
こ、ここは戦略的撤退をすべきだと思う。
全力で建物の中に逃げましたとも。
「俺弱すぎだろ・・」
武装を最低でもしたいところだが
ブレードワールドの設定だと筋力がないと
武器としてカウントされないはず。
体力が回復してから
試してみたが木の枝を振り回すので精一杯で
キックのほうが強かった。
絶望しまくった後家捜しをした。
男性物や女性物の地球の服装や鞄、
そして保存食と思われる食べ物と水が
最低でも一ヶ月分はあることが分かった。
服とかは恐らく強くなった人たちの私物だろう。
保存食はありがたく食べていきたいと思う。
尽きる頃には自給したいんだけど
間に合うかなぁ。
そろそろクールタイムが終わる頃だろう。
せめて一匹でも倒してステータスを上げていきたい。
そう思い俺はまた外へ向け出発した。
ダメ出しでもコメント欲しくなっちゃうよね。
思いのほか閲覧が多いことに歓喜しております。笑