少女側の目線と戦闘
私の名前は〈菱金 飛鳥〉
白い建物に呼ばれ神にゲームキャラの力を授かった
30人の1人。
今は白い建物仲間の黒髪の美女〈春道 智香〉と
現地の少女剣士の〈アルマ〉と一緒に冒険者をしている。
森で狩りをしていたら
見たこともない熊の魔獣が寝ていたのよ。
昔から自信家だったから
チャンス、強くても私ならって思ってしまったのよね。
それが地獄の始まりだった。
その熊は私たちと俊敏度は高いと思う。
攻撃力が可笑しいほど高かった。
1発でも食らうと死ぬと分かるほどの力。
緊張から回避にいつも以上に精神を削られていた。
そんなとき、えっらそーな言い方で龍人が助太刀を提案してくれた。
一度は癖で断ってしまったが
助太刀をしてくれるみたい。
でも、その龍人はあろうことか
熊の攻撃を真正面から受けようとした。
もう、バカじゃないの!?って思ったわよ
『な、何やってるのよ!?
奴の攻撃力は岩も破壊するほど高いのよ!』
その龍人は攻撃を受け止めたどころか傷1つついていなかった。
う、嘘でしょ?
龍人を信じて攻撃をしまくったわよ。
そりゃ、そんなことしたらヘイトこっちに向くわよね。
諦めかけたらさっきまで少し距離のあった龍人が
目の前に移動していた。
正直ちょっとキュンってしちゃったわよ。
それから10分以上あのお方は私を守ってくれた。
はじめは嘘だと思った。
死神の鎌のように一撃で死ぬ攻撃が
赤子の手をひねるかのようだった。
これなら勝てる。
そう感じるまでそう時間はかからなかった。