人型ロボにバーニアは要ると思うんだ
前回からかなり開いております。
すみませんでした!!
仕事で世界を回っております。忙しすぎる!!
バングラデシュなう。。。
「あれか?おまえらが倒して放置したリビングアーマー?進化してんじゃねぇか。ばかだろ?」
「いやぁ~。。。なんか前に見たのよりいかつくなってね?」
「手が2本増えてるね?」
「鑑定弾かれてんぞ?どんだけだよ」
「あ~。親父さんより上のクラスか。こりゃ、ムリじゃね?」
「なんか、こっち見てるんですけど?」
「ありゃ、おめぇ完全にヘイト乗ってるぞ。って来た!」
やぁ。僕です。
ロボと不法侵入者3人組の戦闘が開始されましたよ。
不法侵入者3人中2人は前に見た2人。あ、おっさんの手治ってる!
すげぇぇぇぇぇ!手無くなってたのに生えてるよ!!
魔法?魔法なのか!?
いや、回復薬がどうとかこうとか言ってた気がする!
薬物で手が生えるの!?この世界すげぇぇぇ!
そしてロボがゆっくりと、、、
ゆっくりじゃねぇぇぇぇぇ!!
なにアレ!?背中からバーニア噴かして走り出した!!!
しかも、足動いてねぇ!いや、足の裏がローラーになってるのか!?
走り出した瞬間、F1のスタートみたいな感じで地面に接触跡残してる!どんなグリップよ!?
ロボが動き出した瞬間、おっさん、背中のハンマーを両手で持って前に飛び出した!
少し遅れて新規参入おっさんBとねえちゃんが左右に別れて室内に入り込む。
ロボ右手2本でパンチ!おっさんは
「だっりゃぁぁぁぁぁぁ!!」
その二本の内下側から迫るパンチに合わせて横殴りのハンマーアタック!
ガッキンッ
逸らされたパンチのやや外側をおっさんは華麗(笑)なステップで避ける!
かっこいいな!おっさん!!
「こいつ硬すぎだろ!?全力で殴っても多分ダメ与えれてねぇぞ!」
だよねー。メッチャ中身詰まった音したし。見た感じロボの右下腕キズないし。
「Heiliges Licht.Unsere Magie, die uns vor Angriffen zurückhält.Heiliger Schild.続いて行くよ!Heiliges Licht.Dem Böse uns vernichten!Optischen Kräfte gewähren!更に!Heiliges Licht.In den USA, die Castrol!Castrol-Zuschuss!」
え。何?何事?
右壁沿いを走りつつ、フードねぇちゃんが折れ曲がった杖?を片手に変な言葉を言ったら杖が光って3人にキラキラがまとわりついた!!デジカメの編集とかそんなチャチなもんじゃねぇ!!
更におっさんBも左壁沿いを走って、左手の杖を構えた!
「運動不足のオレを走らせんじゃねぇよ!Donnern Sie durch den Himmel.Und darin lag meine Hände und den Mann zu schießen.Intensive Blitz!!」
おっさんB、適度に運動しろよ!じゃない。構えた杖が光った瞬間、杖とロボの間に紫電が走った。
魔法?やっぱあれって魔法?魔法だよね?
魔法キターーーーー
でも。
「ぜんっぜん効いてないな。ありゃ」
バーニアの炎を治めつつ、入口の壁へ蹴りをぶち込みつつ(一瞬でも片足ローラースケートするとか僕より運動神経良いな)方向転換したロボと向かい合う3人組。丁度、さっきの状況と真反対になった。
はっ!ダメだ!こんな状況じゃ、いつ巻き込まれるかわかんないぞ!!
がんばれ僕!少しづつでも希望(扉)に向かって進むんだ!
ぬおぉぉぉぉぉ!
Auxiliary guide system:能動能力:自己液体制御LV3取得
Auxiliary guide system:自己液体制御LV3:粘度変化取得
き・あ・い・だーーーーー!!!
Auxiliary guide system:能動能力:水中移動LV2取得
Auxiliary guide system:水中移動LV2:移動速度アップ(小)
おおお!速くなった!速くなったよ!!
ボク(核部分)の移動速度、多分時速1km?くらい?
クラゲからグッピー(熱帯魚)へクラスチェンジだ!!
あと、僕の部屋に置いてある残り100Lくらいの黄ばんだ粘液も動かし易くなった!
ねばねばからさらさらへ変化させて移動させればかなり速く移動出来るゾ!
急げ急げ。地面だと踏まれちゃう(ロボに踏まれたら飛び散っちゃうよ)から、大部分を壁側面を伝って扉まで!
「おい!二人共聞け!!」
「あー。なんだおやっさん」
「さっきの見た感じ、多分だが、一度移動が始まれば壁まで行かないと止まらん。言ってみれば、デカくて硬いイノシシだな」
「そうね。そんな感じね。ちょっとサイズが大き過ぎて硬すぎるけど」
「大きいって事はだ。その分くぐれる隙間があるって事だよな?」
「まぁ、オーガよりでかい人型だからな。そりゃ・・・ってオイ。まさかだけどよ」
「アインはスライディングしつつあいつの股下をくぐって、どっちかの足を狙え。オレとリビチェは出来る限り、あいつの近くで注意を逸らす。あー。狙い目は脇下あたりを走り抜ける感じでな」
「ちょっと、おやじさん、あいつ腕片側2本もあるんですけどぉ??」
「瞬間照明で目くらましでもすりゃ、少しはマシだろ?オレは向こうに行ってからデカイの放つわ」
「どうやら、作戦タイムは終わりみてぇだぞ。おやっさん、リビチェ。来るぞ!」
ロボはまたバーニアを吹かしつつ、3人組に迫る。
おっさんはさっきより少し体勢低くしつつ、前に。残りの二人も左右に別れてロボに向かう!
僕はがんばって扉に向かう!!後1m!!!
「Heiliges Licht.Heftige Licht erhellt die dunkle Nacht.Heftige Licht!」
左右2人を両サイドの手で打ちつけようとするロボ目掛けて、ねえちゃんの魔法が炸裂する!
目が!○がぁぁぁぁぁ!!!
閃光弾みたいな光がロボの顔付近で炸裂!
僕の視界も戦闘見学してた周辺がホワイトアウト!
ガキャイィィィン
さっきおっさんがロボの腕を叩いた時より良い音が響く。
きっとおっさんがロボの脚を叩いたんだろう。
少しマシになった視界に映るのは。
僕の方向に迫る少しバランス崩したロボ!
イヤイヤイヤイヤ!ちょっとちょっちょちょちょーーーーー!!
「オレの知ってる最大攻撃魔法だ!とっとけ!!להבה.ענק בלהבות, על ידי.להרוס את העולם הישן! תהפוך כל כדי להרוס את כל אבן!!」
それはロボの真後ろで生まれた小さな炎。
バーニアの炎にかぶってて見えにくかったけど、多分間違いなく、おっさんBが使った魔法だと思う。
だって炎の色が白かったから。
それが一瞬で膨らんで弾けた!
ドォォォォォォォォォォン!!!!
耳痛ーーーーーー!!
バランス崩したロボが加速して突っ込んでくるっ!!?
あの爆発で壊れてないの!?
さっき向こうの壁沿いに突撃した時と同様にあいつの右足は壁へ向かって回し蹴りの様に振るわれた!
ってそこは僕の粘液が!
そこで僕の視界はスロー再生になった。
Auxiliary guide system:能動技能:極限時集中力上昇発動!
ロボ右足が壁(僕の粘液)と接触。
Auxiliary guide system:受動技術:並列思考展開!
Auxiliary guide system:能動能力:自己液体制御LV3発動!
粘液粘度ローション化。衝撃耐久MAX。飛散防止化。
ロボの右足は完全に衝撃を外に逃がされ、力のベクトルは回転運動へと変化する。
あいつの左足が地面を離れ、体が横方向へ3回転半。
ロボの超高速ボディスラムが鉄板床に叩きつけられた!
ところで。
E = mc2
という公式をここで当てはめてみよう。
床への衝突エネルギー=ロボの質量(m)×(ロボの回転速度+落下速度)の二乗
はい。
床をブチ抜いて部屋の半分以上と共に、ロボ落下しました。
ろぼぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
僕は向こうでわいのわいの言ってる3人組から隠れるようにこっそりと爆風で吹き飛んだ扉から部屋を出るのだった。
今気が付いたんだけど。
爆風で扉なくなってないと扉開けられなかったんだね。
異世界に行く主人公さん達の生活苦は衣食住に集約されるんだなと最近感じます。
日本以外の国々の生活で一番キツかったのはイギリスでした。。。