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やめてよねっ

「えええええーーーーーーーーっ?!」


「間違えた、そこ座って」


私がびっくりして素っ頓狂な声を出していたら、彼は心底間違えたというような顔で言い直した。

今すぐ頬を張ってやりたい気分だったがそれを抑えてふかふかのソファーに座った。


「んで?どうしたの」


どうしてか高なった心臓のせいで震えそうになる声になんとか平静を装う。

急に神妙そうな顔になった彼はソファーではなく冷たいフローリングに直接正座をし、ゆっくりと口を開いた。


「いきなりたくさんの事を言わなきゃいけないから、多分全部は理解出来ないと思う。でも別に構わないから。いいかな?」


何も言わず、こくりと頷く。


「この男の子の肩のヤモリ、もうほたるは感づいてるのかもしれないけどこれがあの黒いやつらの元凶なんだって。

「この子が生まれたのは、この地球じゃない。

「ううん、この世界じゃない。

「なにもないし、何をすることもできない真っ暗なところで生まれたんだ。ずっと寂しくて、何千年も『さみしい』って泣いてた。とうとう涙がいっぱいになって、溺れそうになったんだって。喉のあたりまで水面が来ちゃって、怖くて、怖くて。

「さらに涙が溢れてきた。

「真っ暗で、何もわからないのに、なぜか全部知ってたんだって。そのあたりはよく聞いてないけど。

「ただわからないのは、自分の姿だけ。『自分』をわからないままに消えてなくなるのは嫌だってずっと泣いてたんだ。

「そしたら。

「「君が、見つけてくれた。」」


最後の言葉にちょうどその幼男の言葉がかぶさり、まるで綺麗なハモリを聞かされた気分になった。

必死に語ってくれたはやとの話にどう頑張ってもついていけない私の頭がつくづく嫌になる。

理解出来なくったっていい。

深く沈み込んで立ち上がりにくいソファーを離れて、まっすぐにその子のもとへ向かった。

怯えた眼差しには気づかないふりをして、小さな頭に手を乗せる。


「あなたは、何…?」




私はそう一言告げて、一息(ひといき)にその頭を捻った。

ひさびさの更新です。

わけわかんなくなってます。

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