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さんじのおやつ

さあ皆さん。お昼ご飯を食べてすぐに行うことといえばー?

そう!おやつの摂取です!


私たちは、名古屋で有名な喫茶店チェーンのコンパルを目指しました。

よっしーは一度来たことがあり「また行きたかったけん」と希望していました。

名古屋には名古屋グランパスエイトというサッカークラブがあります。彼はサンフレッチェ広島の遠征で複数回来ていたはずなので、その中でまた来たいというのは魅力的です。

私は楽しみになり、弾むように歩きました。


私たちは、仁さんに導かれ、地下を進みました。

途中、仁さんはタバコを吸いに、よっしーがトイレに行って私1人の時間がありました。まだ何もしていないのですが、少し疲れと辛さを感じました。

人といれば大丈夫です。


さて、3人で少し歩き栄駅の地下に入りました。

適当に歩いていると、コンパル栄駅東店に辿り着きました。この辺だった気がする、という曖昧な記憶による導きでしたが、見付かったので良いと思います。

しかしここで問題が起きました。

栄駅には栄駅東店と栄駅西店があるようなのです。

東店は並んでいたので、2人をそこに置いて私単独で西店の方を見に行きました。

ええ、私は方向音痴です。西店を見つけられないどころか『もう入れそう』とLINEが来ても、どこから来たのか分からない始末です。

まあ?何とか入店までに帰還できましたが、明らかに人選ミスです。

「あめで大丈夫か?」

と偵察前に仁さんが言った気がしますが、そこで私の歩みを完全に止めさせなかったのも悪いです。もし帰れなくなっていたとしても、私の責任ではありません。異論は認めます。


店内に入り、四人席に座りました。案内している仁さんが一番奥側でした。まあ、彼が一番歳上ですからね、当たり前ではあるでしょう。ね。

メニュー表を開き、サンドイッチなどを探しました。エビフライのサンドが美味しいとか言っていた気がします。とはいえ、何せ味噌カツを食べて30分も経っていません。はい、諦めました。

ドリンクのみで妥協します。

私が仁さんにおすすめを訊くと、アイスコーヒーと返ってきました。仁さんが頼むと言うので私も頼みました。

そんなやり取りの中です。

「じゃークリームソーダひとつ」

よっしーが会話を無視した選択肢を放ってきました。きっと映えを狙ったのでしょう。残念です。

「何でコンパル来たいって言ったんだよ」

仁さんもツッコミを入れていました。ツッコミを入れるくらいですから何やらあるようです。


少し経って、ドリンクが運ばれてきました。

クリームソーダは一般的なものでしたが、アイスコーヒーは違いました。

私の前には2つの器が並んでいます。

1つは、濃いコーヒーの入った陶器のような容れ物。

もう1つは氷のみが入ったグラス。

仁さんは「こうやんのよ」と言いつつ、コーヒーを氷のグラスに注いでみせました。コーヒーはボタボタと零していました。

私も真似して入れてみました。このとき、私はコーヒーを零しませんでした。

「急冷式をこっちでやる感じね?」

「そんな感じ」

私は適当に言いましたが、仁さんの口調から察するに当たっていそうでした。


「氷といえば」

仁さんが話し始めました。

「冷凍庫がいっぱいなんだけど、どうしたらいいのかね」

「私は独りでもいっぱいになるから参考にならないよー」

よっしーは頷きます。

「おいよっしー、家の冷凍庫nushだけだろ」

「そんなことないわ」

冷凍庫がいっぱいになるのは必定です。2人いればそれは入り切らないでしょう。

閃きました。

「セカンド冷凍庫とかどうなの」

「いや、仁さん家狭いし、部屋の雰囲気に合わんけん無理じゃ」

そうでした、仁さんの家は元がデザイナーズマンションな上に、間接照明やオシャレな絵が飾ってあります。それはもう良いムードなのです。

「でも割と考えてはいるわ」

「彼女さんが結構容量使っちゃうの?」

「んー……」

とりあえず私は、”冷凍庫×彼女さん”の組み合わせを避けて別の話を始めました。

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