星よみのお仕事3
(占いはパフォーマンスが8割り、当たるのは2割り!
龍◯大先生も言っていたわ!
ここは厳かなに筮竹を振って、て
あれっ?筮竹がない、
あれっ?タロットもない、
こ、こ、暦もないやん〜、しもた〜終わった〜
細かい鑑定ができへんわ〜
やばい〜やばすぎる〜)
「おいっ!どうした早くはじめなさい。
ヒマじゃないんだから」
「もうーギルマスもこんな可愛いお嬢ちゃんに向かって何をいってるんですか、私は楽しみなんだから
ゆっくりでいいから色々占って教えてね」
とアンさんに言われて少し落ち着きました。
占いは卜・命・相占といって、
卜占、筮竹の易やタロットや
命占、生年月日や暦を使う占いでなくとも
相占、手相、人相を見ればちったあ占えるのです。
よし占うぞ!
星は読めないけど、納得させてやる!
「あの〜アンさん、手相をみせてもらって良いですか?
左手です。
次は右手をお願いします。」
(う〜ん、1歳から21歳の間にイベントが2つ
二つ目のイベントは左右の手相に同じ位置に出現、
ここで結婚、つぎのイベント、三つ目、ここで出産か引越しのはず)
「そ〜ですね、綺麗なアンさんですが、16歳くらいの時に二人から告白されていますね
でもこの時は胸がときめかなかったのか
スルーされたかも、21歳で大きなイベント出てますね、これは結婚につながるかも
ただ悲しいことに現在、そう1週間以内に
失恋した暗示、それも大きな失恋をしてダメージが回復していませんが、気丈なアンは微塵も周囲に気づかせないでしょう。
21歳の時が本当の婚期なので、今回のロマンスは
一幅の絵画のような、幻の恋愛だったのです。
破綻して逆によかったと思います。
案外ダメンズだったかも」
「うっ、えっ、なんで・・
・・
なんでそこまで分かるの?
・・
そんな、また悲しくなってきた
もうダメ、ギルマス失礼します。」
両目から涙が溢れたアンさんは急いで席を立ちました。
ギルマスとユンさんは目が点になっていました。
『ピロピロリン、ピロピロリン
スキル条件を達成しました。
異世界ではじめての星読みトライ完了となりました。
スキル「スターゲイザー」を起動します。
』