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はじまりの湖5

「その犠牲者の一人がマリー安トワネット様」

「たくさんの方がなくなったわ、大恩ある方も

王妃として夫をたて、子供達を慈しんで、

社交もしたけれど、一夫人にいったいどんな

咎があって最悪の処刑法、ギロチンにかけられ

なくてはならない訳?


神々の助けで肉体的苦痛を感じることなく

神界に移れたのは幸運だったわ

でなかったらどんな存在になっていたことか」


「マリー様は当時6歳のモーツァルトに

プロポーズされたそうですが、

モーツァルトと結婚していた方がよほど

マシな人生でしたね」

「あらっ、そんなことまで知っているの?

クスクス、ほんとにその通りよ」


女性の恨みは恐ろしいといいますか

人によりますが、

才色兼備の絶世の美女が世を恨み、

永遠に尽きることのない復讐に燃え続けた

存在、魂になった時、

現世にどれだけの災厄を及ぼすことか


身体は宇宙の縮図で、神の力を備えて

生まれてきたといいますか、

神の分霊が人で、現世で肉体に入って

不自由ななか人々に貢献する修行をするのが

人間の役割だそうですが


なので善にも強ければ悪にも強い?

というのはちょっと違いますが

元が神様の訳ですから、怨恨を持って

亡くなると災いもひどく


Sクラスになると天変地異も起こせて

しまうのが人間の念だそうです。

なので昔から御霊神社というのが全国に

あって、志が高く人の上に立ちながら

無惨な最後を辿った方達を神と祀る神社が

必要なのでした。


『古代霊が語る』という本に、

武士の作法で切腹して果てたものの

その行為が咎となって地縛霊となって

苦しんでいた武士の霊があったのですが


坊さんのお経は鼻で笑って

『何が一切が空だから、迷いを離れて成仏しろだ!

成仏できるならとっくにしてるは!』

といっていたのですが


社を作ってお祭りしますと告げると

『宜しく頼む、必ずやってくれ』と

言っていたそうです。


やはり法力ともなってないと

お経あげるだけでは三文の価値もないということかと




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