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ようこそ、はじまりの町ベルサイユへ３

『ピロピロリン、ピロピロリン

　こちらは異世界情報センターIICです。

　行方不明の転移者を確認しましたので、

　迅速に異世界転移手続きを開始します。

　異世界言語取得機能ダウンロード開始・・終了

　異世界レベル管理機能ダウンロード開始・・終了

　異世界スキル機能ダウンロード開始・・終了

　以上を持ちましてサービスは完了しました。

　それでは良い旅を』

「おいっ！ちょっと待たんかい！聞きたいことがある！」

といっても返事はありませんでした。

異世界言語取得？

「おいっ！何をいっておる、聞きたいのはこちらの方だ、お嬢ちゃん、いったいどういうマネだこれは？変な乗り物に乗って」

「えっ、ああの・・」

（あっ、明らかに日本語ではないのに言葉がわかる

）

「おいっ！ダン、こっちに来てこの変な乗り物を

押収しろ！

　お嬢ちゃんはこっちに付いて来なさい」

「はい」

（どうしよ、どうしよ、そうだ設定を決めないと）

隙間だらけの木製の塀が立ち並び、

１箇所に矢倉のようなものが一つ、

戦国時代か？

門は頑丈な感じで鉄の枠がしてありました

そして見上げると

『ようこそ、はじまりの町ベルサイユへ』

（どこがやねん、宮殿ちゃうし）