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閑話 現代の魔法使い1

時の将軍様に絶賛された僧侶が白隠禅師ですが

同じ臨済宗で白隠の再来といわれた方が

山本玄峰老師ですごい逸話がたくさんあります。


終戦直後、天皇の扱いをどうするかで紛糾して

GHQは排除するようにいうのですが

そんなことをしたら日本中が大変なことに

なるという状況で


しかし、これ以上長引くとソ連が介入して

日本が分割されてしまう危険がありました


時の総理大臣も悩んだ末

玄峰老師に相談に行きます、老師は内容を

聞くまでもなく天皇の話だと見抜いて


「象徴として、その御心を受けて政治を行い、

天皇は政治に直接関わらない」という感じの

草案を示して、それがそのまま採用されたそうです。


玄峰老師は、


「首相というものは善にも悪にも通じていなくては

ならないが、この国難の最中では

貴方みたいな誠一筋の人でないと務まらない」と

励まします


そのときに、「耐え難きを耐え、忍び難きを忍び」

と伝えるのですが、その言葉がそのまま玉音放送

の文に使われたそうです。


玄峰老師が山寺で修行していた時代、

「ハックショ〜ン」といっては山中が鳴り響くのが

聞こえ、


「老師、あれはいったい何の音ですか?」

と尋ねると


「あれは万松軒のハックショイじゃ、

ハクショイだけであの通り、もし一喝しようものなら、人の腹ワタを裂くのなんぞわけがない」

といわれたそうです。


玄峰老師も修行を積んで大禅定力がついた時、

確か高野山で座禅を組んでいる時に、

後ろの方で泥棒が入り込んでいるのを感知した

老師は、


「カーッ!!!」と一喝すると

泥棒が腰が抜けてしまって立てなくなり

捕まったそうです。


真言の僧侶が

「我らは火を伏せることができるが

(護摩が焚ける)、禅宗の僧侶ほど

何もできず、無駄飯くらいはない」

と罵るのですが


「ああ、そうですか」といわれた禅宗の僧侶が

釣り鐘の数メートル先から息を吐くと


『ゴーン』


もう一回吐くと


『ゴーン』と鐘が鳴ったそうです。


屋内にいて外が見えなくても

煙が立つ所を見るなど

超人的な話が色々あり、


見性、悟りを開いた時に、この禅定力がないと

洞穴同然だそうで


相手の腹を裂くほどの禅定力をもって

言葉を発する間もなく物事を成就させる

力が必要だそうです。


今の臨済宗のお坊さんにそのレベルの人が

いるんですかね


七科三十七道品の中に、定根、定覚支という

法があるのですが、

禅宗の大禅定力がこれに当たるのかなと

思えるんですが


臨済宗の修行も厳しいそうで

大接心という期間に公案という難題を出される

のですが、答えられなかったり、答えを間違えると

ものすごい叱責があって


「病僧は入室させず」といって

精神を病むので、耐えれそうな僧侶ではないと

参加させないそうです。


白隠禅師の時代も、貴族に当たる人が弟子入り

するのですが、あまりの呵責に精神を病んで

元に戻らなかったり、二十代で亡くなった僧侶

が多かったり


それで、軟酥の法と内観の法を弟子達に

教えるようになったそうです。


曹洞宗も厳しいんですよね

僧侶の資格を取るためには、

最後に一年間、永平寺で修行しなくては

ならないのですが


いきなり作法を教えられて出来なかったら

鉄拳が飛んでくるそうで

あとは本堂の清掃などの作務の作業量と

食事のカロリーの計算が合わないそうで

脚気など現代人ではなかなか見られない

栄養失調になったり、


あまりの辛さに寺を逃げ出すのですが

タクシーに乗ると、そのまま永平寺に

連れ戻どされたり

(タクシーの運ちゃんが、脱走した僧侶が

どうなるか理解しているそうです)


とすごい話が沢山あります。


YouTubeで永平寺の修行風景が見れますが

僧侶全員、超体育会系の気合いの入った

雰囲気を醸し出していました





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