侯爵家にて5
道元禅師の方はかなり詳しく
七科三十七道品を説明して絶賛して
います(正法眼蔵)
それでこの大きく分けて七つある中の
中心となる法が四神足法という
成仏法です。
成仏というのは人が亡くなって冥土に
行く様をいいますが、
本来は仏陀に成ることをいい、
成仏法とは仏陀になるための法
のことをいいます。
四神足法については岩波文庫の『ブッタの言葉』
で有名な仏教学の権威、故中村元先生の著書から
引用しますと
『このように四神足を修練し豊かならしめたなら
多様なる神変を身に受ける
一身として多身となり
多身として一身となり
あるいは現れ
あるいは隠れ
絶壁や山岳をよぎって礙げなく行くこと空中に
おけるがごとく・・・
このように四神足を修練し豊かならしめたなら
ば他の人達の心を心によって了解して知る
貪りある心を貪りある心であると知り
貪りを離れた心を貪りを離れた心であると知り
・・
偉大なる心を偉大なる心であると知り
偉大ならざる心を偉大ならざる心であると知り
・・
このように四神足を修練し豊かにされたとき
種々なる過去の生涯を思いおこした
すなわち一つの生涯、二つの生涯、三つの生涯、
四つの生涯、五つの生涯、
十の生涯、ニ十の生涯、三十の生涯、四十の生涯、
五十の生涯、百の生涯、千の生涯、百千の生涯
またいくたの宇宙成立期、いくたの宇宙破壊期、
いくたの宇宙成立破壊期を
「われはそこにおいて、これこれの名であり、
これこれの姓であり、これこれのカーストであり、
これこれの食をとり、これこれの苦楽を感受し、
これこれの死に方をした
そこで死んでかしこに生まれた」と
・・』




