2/93
シュタインずゲート
「ツッツルーまゆCーです」
とかいっている場合では、ここはどこ?
わたしは誰?
わたしは星野佳子です、40歳です。
(40歳、ていやな響きだこと、でもなんか
しゃきっとしているというか、元気いっぱいというか、あれっ?)
そこは見渡す限り草原が広がり、
綺麗な湖がしすがに水面を揺らしておりました。
自分の容姿が気になって私は湖まで走って行って
水面を覗いてみました。
「あれ〜〜」
はじめに映ったのはいつもの見慣れた
容姿だったのですが
1分毎に変貌していきます。
背が縮んで、髪の色が変わり、眼の色も
肌つやも
(ななに、これ、聞いてないんですが〜)
誰も何も言ってないんですが
そして10分もたった頃には
「・・・、絶世の美小女、・・」
「まゆCーです」
違うは、金髪碧眼、通った鼻筋につぶらな
瞳は絶世の美少女に変貌していたのでした。
(なんで?、どうなってるの?
エナジーポイントが移動したってやつ?)