ホシリン旋風1
「ただいま〜」
「おっ、ホシリンか元気でやってるか?」
「あっ、ギルマス、なんかヒマでやることないんですけど」
「そうか?あるだろ、事務作業が」
「だいたいアンさん達で間に合っちゃんうんで
する作業ないんですよ〜
ヒマです」
「ならギルドの中で星読みでもやってろ」
「いやですよ、みんな脳筋なんで会話が
オラオラしかないんですもん」
「わがままなやつだな」
「街中のちよっとしたスペースでいいんで
そこで街占したいんで、ギルマスどっか良い場所
紹介して下さいよ
売上の50%は納めますから」
「おっ、そんなにか」
「はい」
(中花街の時は64%持って行かれてたもんね
やってられなかったわ、ほんとに)
「そうか、ちょっと探してみるか
何日か待ってろ」
「宜しくお願いします」
・・・
数日後、街中のお花屋さんの隣に
人一人がスポット入れるスペースが
空いていて、持ち主も面白そうなんで
使って良いと許可をもらえました。
ラッキー
(昔、昭和の時代、池袋で街占をやろうとしたら
試験があって、易占いで筮竹を振って
箱の中に何が入っているか当てれなかったら
許可がおりなかったんだよね
しかも3回当てないとダメ
・・
そうだ、手相だけではとても占い家業は務まらない
ので筮竹かそれに代わるものを準備しないと・・)