スターゲイザー2
翌朝、起きてギルドに向かうと
アンさんが受付に立ってました。
「あっ、アンさん」
「おっ、ホシリン?おはよう」
「アンさん、その節はすみませんでした。」
「いいの、いいの、あの日は体調悪かったし
なんかこたえたのよね
今はもう平気よ
そういえば、ギルドの事務補助やるんだって?
がんばってね」
「そーなんですが、何か仕事あります?」
「それがないんだよね、いつも追い詰められた時しかやんないんだもの
夏休みの宿題は最後の日にするやつみたいなw」
「そーなんですね、そしたらユンおじさんの
所に行ってきてもいいですか?」
「いいわよ、今は空いている時間だし、
行っておいで」
「ありがとうございます
行ってきます」
別にユンおじさんにあう理由はなかったのですが
なんせ昨日みたスターゲイザーのスキルが
気になって気になって、口実で使わせてもらいした
小さな森の入り口の広場を見つけては
いざ、スキルを起動させす!
「いでよ!古代神法!原象法!はっ!!」
(・・・)
もう一回!
「いでよ!はっ!!」
(・・・)
(う〜ん、なんだ、反応ないんだけど)
『古代神法 原象法 起動に使用する
星ポイントが不足しております。
チュートリアルを確認して下さい』
(星ポイント?えー、ひょっとして使えないの)
「スターゲイザーシステム チュートリアル」
眼前に透明なパネルが表示されました。
試しに原象法のボタンをクリックします
『原象法、
修行条件 調息法(一呼吸、一分以上)
原象呪を読誦37日
神の加護、星ポイント(10000ポイント)』
(えっ、何これ、いきなり起動しないの?
修行?一呼吸一分て、そんなことできる人いんの?
)
「あっ、あった星ポイントをクリック」
『星ポイント〜星読み一回で一星ポイントが
溜まります、例外あり』
「えっ、星読み一回で一ポイントつていったら
原象法使えるようになる為に
一万人鑑定しなくてはならないわけっ?」
そうそう旨い話はないという現実を知った
ホシリンは広場で四つんばい状態で固まって
しまいました。