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面影を迎えにいく話  作者: はくたかゆき
24/25

あとがきとおまけの裏話




***あとがきという名の本番***




※2023年5月の再公開にともない、内容を追加修正しています※


※面影さんの救済を願っている方には、かなりつらい内容です※



































 刀剣乱舞無双、とても良いゲームでした。

 でもラストがとても悲しかった。ゲームが色々と良すぎたため深く入り込みすぎて何週間も立ち直れないし、とてもつらかったです。喪失感と戦いながら面影さんの絆MAXにしたりはなうたを解放しました。


 何か月も発売を楽しみにして、物語に心を寄せながら時間をかけてクリアしたプレイヤーにこの仕打ち。


 私たちが生きてる現実だって困難なことがいっぱいあって、不安や悲しいことから目を逸らしたり向き合ったりしながらぎりぎりで何とか生きてるのに、楽しみにしているゲームの中でまで絶望させるとは、制作陣はどういうおつもりですかね?(げきおこ)


 現実ではない物語の中でくらい、救われたいよ。

 良いゲームだったな~!てスッキリ終わりたかった。

 プレイヤーを悲しませて涙の感動作を仕立てあげたおつもりか?(げきおこ)


 豪華版の争奪戦に敗れてドラマCD未入手なのですが、その内容は悲しんでいるプレイヤーをさらに丁寧に地獄に叩き落とすものだということを、他の方々のふせったー等で知りました。あんまりだよ……せめて一人ぼっちで泣かせたままにはしたくなかった。


 一緒に頑張った大事な仲間を、なんでそんな目に遭わせなきゃいけないんだよう……

 ゲームって体験じゃないですか。ただ見てるだけじゃないんですよ。なのに、どうしてこんな酷いことプレイヤーにさせるんだろう。

 キャラクターもストーリーも大切に思いながらプレイしたのに。その果てにこれか。


「面影は帰ってこれません。だから面影を忘れないで」

 ドラマCDはつまり、そういうメッセージなんだろうなと考えました。

 ドラマCDラストで三日月が「またいつかどこかで……」ではなく「どうにかして救い出したい。ただ、その手立てが今はまだ……」と悩んでいるようすなら、まだ希望はあった。

 さらに言うなら、翌年1月のリアイベで薬研が「待つのは慣れているさ」とあっさり締めるのではなく「このまま、終わらせたくないよな」と悔しがるなら、まだ希望はあった。


 他の方々の感想や解釈を拝見したり、色々考えた結果、これはもう公式から面影さん救済ルートが出るのは絶望的だと判断して自分で迎えに行くことにしました。(←※発売年の8月時点)

 まとめて主も奪還だゴルァ!!!!!!


 きっとたくさんの方が公式に対して「面影さんを救済してほしい」という声を送ったと思います。その思いが、願いが、祈りが、夢が、きっといつかは刀剣乱舞無双の物語を、面影さんと無双本丸の『たどり着く明日』を変えていけますように。


 最後まで読んでくださった皆さん、本当にありがとうございました。


「うちも大体こんな感じで面影さんと主が帰ってきてくれたことにするわ」

 と思ってくださる方が一人でもいらっしゃると嬉しいです。


「面影さんと無双本丸の救済を公式がやらないなら、自分たちユーザーがやるしかない」

 と思ってこの物語を書きました。

 どなたでも、この作品の設定など流用してください。

 三次創作はもちろん、焼き直しもOKです。みんなで面影さん迎えに行こ!

 報告は不要です。可能であれば元ネタとしてこの作品を紹介してくださると嬉しいです。


 実際、

  ・あのラストやドラマCDで深く悲しんだユーザーにも納得してもらい

  ・面影さんが夢に残ったことも一人で泣いてたことも報われる

 そのためには

  ・別の本丸を無双本丸の分身ということにして

  ・それを面影さんの特殊能力で無双本丸と統合再構築して主を取り戻す

 という筋書きにするしかないと思っています。

 それは思い上がりで、もっといい方法があるのかもしれないけど。


 この作品自体にカプ要素の意図はありませんが、三次創作でどのカプにして頂いても大丈夫です。書いた人間に地雷カプはないです。


 もしよかったら後日譚の『本丸襲撃訓練』もよろしくお願いします。

 この『面影を迎えにいく話』を構想する前に書いたので、加州たちがまったく出ないです。裏の本丸メンバーは訓練を見物してる、ということにしたい。







***おまけ・裏話***




 表の本丸は三日月おじいちゃんといっしょ! のほんわかまったり本丸なので

 裏の本丸は一文字おじいちゃんといっしょ! のスピード展開爆走本丸です。


 三日月たちの本丸(表)は「守る・待つ」なので

 一文字則宗たちの本丸(裏)は「攻める・行動する」を意識して書きました。

 できる限り、表と裏で対照的になるようにしたり、無双のストーリーで起きたことやラジオやはなうたを救済の伏線だったということにしました。


 自分たちが捨て駒なのも、表の本丸では終盤に三日月が指摘し、それでも主が帰る場所を守るために任務をやり遂げようとする。一方、裏の本丸では最初から自分たちが捨て駒扱いなのを知ってて、時の政府の思惑を逆手に取って、政府に主の捜索をさせるために頑張ります。


 表の本丸で担当した年代は江戸時代が始まるあたりで、武将たちは天下を夢見たり、仕える主君の天下取りのために「攻め」の姿勢で動く。一方、裏の本丸が担当するのは江戸時代の終わりで、歴史上の人物たちは日本という国そのものを「守る」ために動いている。表と裏で対照的になるように意識したけど、このへんは偶然そうなりました。おもしろ!


 面影さん合流時も、擬態して利用価値を試したこともあり表の本丸では最初のうち警戒されますが、裏の本丸では「たった一人で、強化保護も受けてない状態で、大変なことが起きて大変な目に遭った、気の毒な先行調査員さん」としか思われてないので「新刃だ! 囲めー!」とばかりに大歓迎。

 二次創作なので好き放題やりました。


 喪失感や絶望と戦いながら書くのは大変だったけど、戦っている間は夢の断片に残してきてしまった面影さんと一緒にいられると思って頑張りました。執筆中はずっと面影さんの手を捕まえて絶対離さないイメージで書いてました。

 書き終わった今も、この物語を一人でも多くの人に読んでもらえるよう頑張っているうちは、面影さんと一緒にいられると思っています。


 面影さんを夢の断片に一人置き去りにしてしまったことが悲しくて、今でも夜中に飛び起きて泣いたり、朝早く目が覚めて泣いたり、日中なんでもないときについ泣いてしまったりします。もし、同じように悲しんでいる方がどこかにいたら、その方にこの物語が届いたら、少しでも悲しみを癒せるといいな。


 書いてて楽しかったのは則宗さんと南海先生がキレッキレだったところです。まさに『裏』の名にふさわしく交渉上手な一文字一家の自称御隠居。せっかく核心に迫ったのに「偽史は罠」という正解から外れてしまう南海先生。この二人が癒しで元気の素でした。


 無双ゲーム中、不思議なところが色々あったので、裏の本丸でつじつまを合わせました。

 例えば、なんでこんのすけは第三部隊出撃の終盤で偽史は消滅できるって知ってたの? 先行調査員だった面影さんは強硬手段と言われたときにピンと来てないようすだったのに? じゃあ面影さんが蟲に襲われ政府と連絡を絶った後に裏の本丸が突き止めていたことにしよう…とか。

 無双のこんのすけは偽史を崩壊させるのを厭わなかったり、三日月がこれは夢だと看破したときも一切疑わずスルッと受け入れてしまいます。これは無双本丸に任務依頼を持ってきたときから、偽史が現実とは違う世界だとこんのすけ(時の政府)は把握しているぞ、と解釈しました。


 新選組のことは全然分からなくて手を付けられなかったです。

 幕末編なのに申し訳ない。


 初期刀で蜂須賀虎徹だけがいない! ごめんね!

 本当は出したかったキャラが何名かいたのですが、うまく役割を持たせてあげられなかったので断念しました。もしこの『面影を迎えにいく話』の設定を使ってくださる方がいらっしゃったら、どうぞお好きに追加してください。

 裏の本丸に最初からいたことにしてもいいし、主が戻ってきたので新しい仲間が増えたことにしてもいいし、本丸襲撃時に遠征に出てた部隊が戻れたことにしてもいい。

 公式側は商業ベースに乗らなければ何も世に出せないけど、私たちユーザーは妄想したことを自由に書いて、いつでも誰にでも読んでもらえます。(もちろんニトロプラス公式ガイドラインの範囲内で、ですが)


 せっかくなので黒の面影さんにもゲスト出演してもらいました。

 偽史が歴史に擬態しているのなら、1600年前後あたりだけではなく、そのもっと昔やその後まで連なっているはずで、罠を張っているのも1600年前後だけではないはず。他の本丸から調査に来る男士も誘い込むために、あちこちの時代に仕掛けがあるだろうと思いました。

 一期もラストの手前で他の本丸が強襲調査に参加する可能性を思わせる発言をしていました。

 黒の面影さんももしかしたら、あちこちの時代の罠にちょっとだけ出張してたかもしれない。


 無双の第四部隊のストーリー終盤で、こんのすけが先に面影さんだけ連れて帰ったのはなぜ? という疑問から二振り目の面影さんは生まれました。

 この二振り目がいてくれたので、黒の面影さんを説得するときに手をつなぎかけたシーンや、夢を再構築して無双本丸に仲間を帰したシーンを、実は救済の伏線だったということにしてハッピーエンドにできました。

 面影さんが夢の断片で独りぼっちでずっと泣いてるのはつらくて仕方がないので、二振り目にいっぱい楽しい思い出を持ってきてもらいました。帰ったあとは軽装のお仕立てもあるよ!


 作中では夢の断片の中にいつしか本丸が構築されてしまっています。面影さんにはせめて夢の本丸で、みんなと一緒に、ちゃんとご飯食べたりお風呂入ったりお布団で寝たり、穏やかに過ごしていてほしかったのです。

 きっとこの夢の本丸の敷地内では、やけに巨大化した勿忘草が群れ咲いていることでしょう。(←リアイベ絆会話ネタ)(円盤出んのかーい)


 前田くんが夢の本丸で一期に斬られるのは、絶対にクラスタの皆さんから怒られるやつ……なのですが、「表の本丸と一緒に迎えに行かなきゃダメじゃん」となる事件が必要だと思い……などと供述しており………(首を差し出す)


 力及ばず無双こんのすけの救出ができなくて心残り。

 その代わりというわけでもないけど、裏の本丸のこんのすけには精いっぱい花を持たせました。最後は読んでくださった方に「こんのすけ、お前も仲間だよ」って思ってもらえると嬉しいです。

 無双のこんのすけと、面影さんとはぐれたこんのすけと、もともと本丸にいたはずのこんのすけの3匹が行方不明になってると思うんですよね。

 表と裏と夢の本丸を統合したら政府との通信状況も戻って、消えたこんのすけたちは復帰できたことにしてもいいかな……? 面影さんとはぐれた個体もおそらく偽史(夢の断片)の内部で消えたと思うので。もしいつかこんのすけたちが復帰するエピソードを書けたら、追加しますね。


 無双本丸の主の歌が結局なんなのか、なんで時間遡行軍に歌が狙われ本丸襲撃を受けたのか、私にも全く分からんのでそのまま話を作りました。きっと主は歌の特殊能力持ちで、よくわからんけどなんかすごいことができるに違いない。


 面影さんの刀紋をどこに入れたらいいかも全然分からん。入るとしたら胸の飾りの両側か? とも思ったけど、とりあえず面影さんが自分で見えやすいとこにしました。


 主を差し置いて勝手に面影さんが正式配属されてますが、押しかけ女房ならぬ押しかけ男士だと思って許してくだせぇ。

 流れがもたつくので省略しましたが、二振り目の面影さんは表の本丸を訪れる直前にこんのすけを通して時の政府に以下を交渉しました。

 ・強襲調査で起きた不祥事の責任は時の政府にあり、一振り目の面影にはないこと。

 ・一振り目が無事戻ったら正式な刀剣男士と認め刀紋を与えること。

 ・夢をつなぐ能力が危険因子であろうと、刀解せず無双本丸に配属すること。

 強襲調査任務は結果的に完了したし、先行調査員としての正当な権利だもんね!


 歴史改変の騒ぎが大きくなったのは面影さんのせいじゃなくて、強襲調査の責任者(時の政府の誰か)が強化保護もせずに単独で送り出したせいです。てめぇ責任取れや! オォン?! というわけで、作中にあえて組織の概念を持ち込みました。


 さて、無双本丸に面影さんと主の二人が、夢つなぎや歌という特殊能力・危険因子そのままに戻ってきました。無双本丸にはむしろ、その能力をつけ狙う時間遡行軍を誘い込んでは全滅させる罠として、ボコスコ戦って頂きたい。がんばれ。




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