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5つの詩 : 処女とユニコーン

ユニコーンと処女が登場する詩を5つ作りました!

どうぞお読み下さい。

【みぎあし】


一角獣が 懸命に守っている

純白のドレスのあの子は

右脚が不自由だった


ガーターベルトで絹のストッキングを吊るし

その義足ぎそくを滑らかな皮膜ひまくおおっても

ひやりと冷たいままだった


このことで あの子が責められることは何もない

何もしなくていい そのままでいていい


fin





【まどろみ】


睡蓮すいれんが咲き乱れる

森の奥の池のそばで


ユニコーンとお姫様が

惰眠を貪っている


まどろみながら 濡れた花に触れて

その清浄なつゆを集め

喉を潤す


不断草フダンソウの葉を かご一杯に摘んで

もとのお城へ 帰って行った


fin





処女おとめの涙】


夜にいななく白い馬を

巨大な処女おとめの 涙で洗おう


すくよかに伸びた

水色の天に向いたつの


塩辛い水を浴びて きよめられていく


fin





処女おとめほど舞い上がる】



ドーパミンが噴き出すのは

きっと恋のせい


ロイド眼鏡をわざわざ掛けて

ボックスステップで踊る


限りない欲望の残滓ざんし

心の奥底に残って


ドーパミンが引いても

処女おとめは舞い続けていた


fin


お読み下さり、ありがとうございます〜

まだまだ続きます。

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