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詩 : 真っ赤な飴

超久々に詩を書きました!

八月は夏バテで死んでて、全然創作が手につかんかった、、、

【真っ赤な飴】


紅色は赤色のレプリカ

パプリカよりも 真っ赤な飴に包まれた

禁断の実を 丸囓りする


飴を掴む指に絡みつくベタベタは

まるで しなだれかかってくる女のように

うっとうしくも 引き剥がしがたい


だから僕は 僕の指を

フィンガーボウルで ゆすいだんだ


ボウルの底には 赤い屋根

水の奥で ゆらりと沈んでいる


しつこい飴を なるべくすっかり洗い流したい気持ちもあって

僕は いたずらごころに ボオルの水を掻き回した


屋根は吹き飛び はがれて飛んだ

その下から 家族たちが噴き上げられてきた

父親も母親も ぼうやも 幼子も

ゆらゆら廻る渦の流れに されるがままに 身を委ねながら


やりすぎたかも ごめんごめん と

僕は舌を出した


その舌は 飴よりも赤く

深紅のいろに 染まりきっていた


fin

また来ます^_^

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