表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/30

函とくじら

電車をモチーフに詩を書いてみました^_^

【函とくじら】


電気仕掛けの鉄のはこ

燦々(さんさん)と 朝陽が射す


ぱんぱんに詰め込まれた はこの中

弱い者から 押し出され 線路へと転落する


車輪の下に巻き込まれた

少年少女たちが


SNSに綴る 本音と建前

誰が気に留めるでもなく ネットの海へ


ざぶんざぶんと 揺れている

鉄のくじらが 波間で喘ぐ


ラッシュの駅で 人は自ら波となり

溢れ返って うねり出す


レールの上も ホームの上も

人間ドミノの渦に 満たされ


はこもくじらも 溺れて死んだ


fin



*************************************


また書けたら載せにきます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ