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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

女帝に転生しましてシリーズ

四人の家賃滞納者

作者: マキシム

昔々、あるところに三人の家賃滞納者がおりました。まず一人目は家賃1ヶ月滞納している滞納者A、二人目は家賃3ヶ月滞納している滞納者B、三人目は家賃5ヶ月滞納している滞納者Cがおり、ことあるごとくに家賃支払いを退けてきたのである

賃貸住宅を所有する地主さんは、この三人にほとほと手を焼いていました。困った地主さんは、ある御方に直訴をしました


【地主】

「お待ち申し上げておりました!オリビア様!」


そこには狼よりもおっかないオリビア様が現れました


【オリビア・アスファード】

「おい家主、ここか、私のシマで好き勝手やってる豚どもがいるのは?」


【地主】

「はい、その通りでございます!全く困った連中でして・・・」


オリビア様は地主に近づき、ボディーブローをプレゼントしてあげた


【地主】

「ぐふっ」


地主はその場でうずくまった。オリビア様は地主を無理矢理起こして、胸ぐらを掴んだ


【オリビア・アスファード】

「お前、何、他人事ように言ってんだ。てめぇがちゃんとしねぇからは私が直々に来たんだろうがぁ!なぁ!なぁ!」


【地主】

「ひぃぃぃぃ、もっ申し訳ございません!」


地主は泣きべそをかきながら、謝罪した。そんな地主の姿にオリビア様は・・・


【オリビア・アスファード】

「まぁ、ええわ、まずはシマで好き勝手やってる豚どもの始末が先だ。地主、ここからは私に任せてもらおうか」


【地主】

「はい、オリビア様に全てお任せします!」


これが全ての間違いであることを知らずに地主は返事をしてしまった

まずは一人目の家賃滞納者の元へ向かった。到着したオリビア様は早速ドアをノックした


【オリビア・アスファード】

「もしもし、聞こえますか!早く家賃を支払わないと強制退去することになりますよ!いいのですか!」


オリビア様は優しく家賃滞納者を説得した


【家賃滞納者A】

「すいません!明日には支払いますので待ってもらえないでしょうか?明日は競馬で大当たり狙うんで。」


家賃滞納者Aはドア越しで返事をしたが家賃支払いを拒否しました


【オリビア・アスファード】

「そうですか、フフフ。」


するとオリビア様はドアを思い切り叩いた


【オリビア・アスファード】

「開けんか!おらぁ!金がねえんなら、てめぇの臓器売って金を支払えや!こらぁ!」


オリビア様の怒号が響きわたった


【家賃滞納者A】

「ひぃぃぃぃ!」


家賃滞納者Aはオリビア様の怒号に怯んでしまいました


【オリビア・アスファード】

「おい、メイル!この家、即刻取り壊せ!」


【メイル・ラヴィ】

「御意!」


オリビア様の号令で家の取り壊し作業を開始した


【地主】

「あぁ、私の賃貸住宅が・・・・」


地主は自分が所有する賃貸住宅が解体されるのを黙って見るしかできなかった。オリビア様に全てを任せると言った自分の言動に後悔した

そこへ草の者たちに捕らえられた家賃滞納者Aが現れた


【家賃滞納者A】

「おっお許しを。」


家賃滞納者Aは命乞いをした


【オリビア・アスファード】

「安心しろ!仕事はちゃんと用意してある。金は働いて返してもらうぞ。」


一件目を完了したオリビア様は二件目の家賃滞納者Bの元へ向かった。到着したオリビア様は早速、ドアをノックした


【オリビア・アスファード】

「家賃滞納者Bさん、早く家賃を支払わないと大変なことになりますよ。」


オリビア様は優しく説得した。ドアが開き、出てきたのは酒瓶片手に持った酔っ払った家賃滞納者Bだった


【家賃滞納者B】

「ひっく。家賃支払えだ。ここは俺の家だぞぉ。」


既に出来上がった状態だった


【オリビア・アスファード】

「家賃滞納者Bさん、ここは貴方の家ではありません。地主さんの賃貸住宅です。無断で占領しているのは貴方ですよ。」


オリビア様は再度、説得した


【家賃滞納者B】

「い・や・で・す。」


家賃滞納者Bはオリビア様に挑発をしました


【オリビア・アスファード】

「そう、フフフ。」


オリビア様が微笑んだ瞬間・・・


【オリビア・アスファード】

「てめぇ、えぇ度胸してんじゃねぇか!こらぁ!私に喧嘩売ったからには、てめぇの臓器全て売るだけじゃ足りねぇぞ!おらぁ!」


【家賃滞納者B】

「ひぃぃぃぃ!」


オリビア様の怒号に家賃滞納者Bは一気に酔いが覚めた


【オリビア・アスファード】

「メイル、やれ!」


【メイル・ラヴィ】

「御意!」


オリビア様の号令で再び賃貸住宅の解体作業が始まった!


【地主】

「ああああ。」


地主は黙って見るしかできなかった。あんなこと言わなければ良かったと後悔していた

オリビア様は家賃滞納者Aと同じように仕事を紹介することで収まった。さて、最後の家賃滞納者Cの元へ向かった。オリビア様はドアをノックした


【オリビア・アスファード】

「家賃滞納者Cさん、そろそろ家賃を支払わないと危ないですよ。」


オリビア様が優しく説得した。ドアを開き、いかにも柄の悪い男が出てきた


【家賃滞納者C】

「はぁ、家賃払えだ!誰が払うか!これ以上、ここにいるならぶっ殺すぞ!ババア!」


家賃滞納者Cはオリビア様を脅しました


【オリビア・アスファード】

「貴方、今、何て言ったのかしら?ババアですって?」


【メイル・ラヴィ】

「あっ。」


【家賃滞納者C】

「何だ!文句あんのか!こらぁ!」


オリビア様は目にも止まらぬ早さで家賃滞納者Cに鉄拳制裁を加えた


【家賃滞納者C】

「ぶへらっ!」


家賃滞納者Cは勢いよく吹っ飛んだ


【オリビア・アスファード】

「てめぇ、私に言ってはならないこと言ったな!もう許さん!てめぇはすぐには殺さん!殺してくれと叫ぶまでいたぶってやる!おい、こいつを捕らえろ!ついでに家も壊せ!」


【メイル・ラヴィ】

「御意!」


【地主】

「もうええわ。」


地主は完全に諦め、家が解体されるのを黙って見ていました

家賃滞納者Cは草の者たちに連れていかれ、軽い拷問を加えた上でオリビア様の元へ運ばれた


【家賃滞納者C】

「すいません!何でもしますので許してください!」


【オリビア・アスファード】

「何でもするのか?」


【家賃滞納者C】

「はい!」


【オリビア・アスファード】

「金稼いでもらおうか、連れてけ!」


家賃滞納者CはA&Bとともにオリビア様の紹介で仕事先へ向かった


【オリビア・アスファード】

「それと地主。」


【地主】

「はい。」


【オリビア・アスファード】

「お前、脱税したよな?調べはついてるんだ。お前もあの3人と一緒に金を稼いでもらうからな、連れてけ!」


四人目の家賃滞納者である地主が連れていかれました


【地主】

「オリビア様、どうかお許しを!お許しを!」


地主が何かほざいていたが無視した


【オリビア・アスファード】

「これにて一件落着!」


【新たな仕事先】


【Dr.インター】

「皆さん、お久しぶりです。シュヴァリエ王国にある修道院に勤務する科学者のDr.インターです。今、私は名誉ある四人の被験者に新薬の実験を行っています。」


【家賃滞納者A】

「あは、あはあ、あはは。」


家賃滞納者Aは薬の副作用か笑っていました


【家賃滞納者B】

「アアアアアアアア!」


家賃滞納者Bは薬の副作用か絶叫を上げていました


【家賃滞納者C】

「あっちょうちょだ、ちょうちょさん、まって♪」


家賃滞納者Cは薬の副作用か幼児退行していました


【地主】

「#]~・:]/=)+」


地主は薬の副作用か言語不明瞭になっていました


【Dr.インター】

「いやぁ、四人も被験者が来て良かったよ!先にいたメイリンって令嬢は既に使い物にならなかったからね。オリビア様には感謝だね♪」


Dr.インターはある令嬢の方へ目を向けた


【メイリン・ハート】

「・・・・・・・」


その姿は既に老婆と化しており、生ける屍になっていました。Dr.インターは四人も被験者を手にいれることができて万々歳でした


めでたし、めでたし♪







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