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5.女子校の生徒とは
『アイドルと某ネズミのテーマパークって似ているかもしれない』
ひと掃除を終えて、某後輩にメッセージをピコンと送ってみた。
『ほぅ』
『手っ取り早く夢をくれる』
『ほぅ』
『アイドルなんて、ある意味自室にいながらも最大限の可愛さを提供してくれる』
『ほぅ、ちなみにいつのアイドルですか?』
『六年前w』
『過去に遡って自分をふわふわさせる防衛本能お疲れ様です』
ソファに寝っ転がり、レースのカーテン越しに曇り空を眺めた。
『それで?45歳の某美容師さんの話』
『あぁ』
『やばい話ですか?』
『やばくないよ別にw奥さんから奪いたいなんて感情、微塵もないしw』
『両思いなんですか?』
『んなわけあるか』
『片思いなんですか?』
『いや、そういう話でもなく……』
『じゃあ何?』
あー、そろそろお昼ご飯作らなきゃ。
『私ってある期間から、女子校の生徒みたいなライフスタイルになっちまってさ』
『ほぅ』
『久しぶりだったんだよ……』
『?』
焼きそばにしよ。
『男と二人きりになってる……!!!って状態が。笑笑』
『お疲れ様でーす』